県政報告【1】 箱根の産業を守ろう 自民党 県議会議員 新堀(しんぼり) 史明(ふみあき)
初当選から4カ月が経ちました。私は産業労働常任委員会に所属し、県内企業への支援や労働環境の改善などを中心に、経済活性化に取り組んでいます。
県議会は7月に第2回定例会が終了。常任委員会では大涌谷を中心とした箱根の観光事業への支援策を取り上げました。県は人的被害・風評被害ゼロを目指しています。しかし、温泉の供給が止まっているホテルや旅館は数十軒あり、修学旅行など、団体客のキャンセルも後を絶ちません。
矢継ぎ早に支援策
私は自民党を代表し、委員会で箱根関連事業者に県が至急、支援策を講じるよう訴えました。結果、中小企業対象の支援融資の新設、国のセーフティーネット保証の発動、雇用調整助成金の支給対象拡大など、矢継ぎ早に支援策が実行されました。
箱根は神奈川県の観光の柱であり、県民の宝です。南区の皆様にとっても、最も身近な観光地ではないでしょうか。県議会議員は、県民の代表として箱根を守ります。
そして、箱根の事業者や住民の方々が最も期待するのは、皆様が今まで通り箱根へ足を運ぶことだと思います。立入規制地域以外は安全です。皆さん、箱根に観光に行きましょう。それが最大、最高の支援策です。
公平な旅行券販売を
常任委員会では各自治体で話題の「ふるさと旅行券」についても質疑しました。
国の交付金を活用した地域消費喚起策で、県では「かながわ旅行券」として7月3日から全国のコンビニで一斉に販売しました。しかし、販売開始わずか2分で完売となり、開始前から並んでいたお客様を落胆させる結果となりました。さらに、ネットでの転売も発覚し、多くの消費者から「公平性に欠ける」と県に苦情が殺到。私は常任委員会で販売方法の是正を訴えたところ、8月の販売から、はがきとネットによる事前申込制へ見直されることになりました。当局の迅速な対応も素晴らしかったです。
今回の常任委員会で、役人と議員の充実した質疑応答で行政は動く――ということを実感しました。改めて県議会議員としての「やりがい」を感じることができた初議会でした。
今後も県民の笑顔と豊かな生活のため全力で頑張ります。
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