市会議員 渋谷たけしが歩く「横浜の現場」【2】 活動報告 商店街の将来考える 南区商店街連合会・長谷川会長に聞く
南区や横浜で活躍しているさまざまな分野の方のお話を伺い、政策提案などに生かす取り組みの第2回です。弘明寺商店街の理事長を務め、南区にある商店街をまとめる「南区商店街連合会」の長谷川史浩会長に商店街の現状や将来へ向けた取り組みを聞きました。
イベントで集客
渋谷 まず、弘明寺商店街の状況はどうですか。
長谷川会長(以下、長谷川) お客様の数は安定していますが、高齢者の方が多いのが特徴です。ほかの商店街に比べて空き店舗は少ないです。
渋谷 年間を通してイベントを積極的に行っている印象があります。
長谷川 2013年に始めたハロウィーンイベントには仮装した子どもが多く訪れ、お菓子がもらえるスタンプラリーに1千人が参加します。冬のイルミネーションや節分も好評で、集客にもつながっています。
渋谷 近隣の学校との連携も多いですね。
長谷川 大岡小や横浜国大附属中学校、横浜総合高校の児童・生徒が学習や清掃のために商店街を訪れてくれています。
安全・安心の場所
渋谷 区商連の会長として、商店街の意義はどのように感じていますか。
長谷川 子どもから高齢者まで、安心して買い物できるような、安全・安心の場所であるべきだと思っています。商店街でお買い物をされる方は、みんなが顔見知り。どこかでつながっていると感じます。
渋谷 スーパーや大型店の台頭で商店街を取り巻く環境は厳しいですが、今後、どのような取り組みが考えられますか。
長谷川 今、一番関心があるのはスマートフォンなどを使ったキャッシュレス決済システムです。商店街も今から対応しなければいけません。キャッシュレスなら外国人観光客も利用しやすくなるでしょう。インバウンド対策としてWi―Fiの導入も必要になります。
渋谷 市の来年度予算案の中には商店街のキャッシュレスシステム導入を支援する事業やアーケードの改修を行いやすくする事業、消費増税に対応する取り組みも入っています。そうしたメニューを上手に利用してほしいと思います。ほかに行政に期待することは。
長谷川 空き店舗対策として、店舗の持ち主と借主、商店街が連携を図れるような仕組みがあると良いですね。結果的に長くお店を続けてもらえることになります。また、他の区や市、県の商店街の良い取り組みを教えてもらえると嬉しいです。
渋谷 ありがとうございます。今後、私もさまざまな形で情報提供できるようにしていきます。
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