新春寄稿 日本の未来を切り拓く新しい国創り 内閣官房長官 衆議院議員 すが義偉
令和となって初めての新年を迎えました。
東京オリンピック・パラリンピック開催
今年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催、それぞれ7月24日、8月25日に開幕です。6年前の誘致成功以来、万全の準備を進めてきました。昨年のラグビーW杯は大成功を収めましたが、それ以上の盛り上がりで、未来を担う子どもたちに感動や夢を与える大会、世界からも賞賛される大会になるよう、皆様とともに作り上げたいと思います。
訪日観光客4千万人へ
安倍政権発足以来、訪日観光客は約4倍に増え、都市部だけでなく地方でも地価が上昇し、雇用が改善するなど、観光産業は日本経済を底上げし、地方創生に大きく貢献しています。五輪大会に向けて多くの外国人が日本を訪れる今年、政府で掲げる訪日観光客4千万人を実現させ、2030年6千万人の高みに向け、引き続き観光立国を推し進めます。
縦割りをなくし洪水対策を強化
昨年は台風19号や豪雨による大規模な洪水が続きました。家屋や企業の浸水は生活や経済に大きな損失となります。日本には1460のダムがありますが、そのうち約900ある電力用や農業用水用の「利水ダム」は、台風に備えての事前放流ができず、これまで、洪水対策に全く使えませんでした。洪水対策に使える治水などの多目的ダムは国土交通省ですが、電力は経済産業省、農業用水は農林水産省と縦割りになっているためです。この縦割りをなくし、全てのダムを洪水対策に効果的に使えるよう見直し、国交省を中心とした体制を今年の台風シーズンまでに整えます。安心安全の暮らしを守るのは政府の責任です。国民にとっての当たり前とは何かを見極めて、政策を進めてまいります。
政治主導でこの国を前へ
安倍政権、そして私も官房長官として8年目を迎えました。全世代型社会保障の実現、憲法改正など、なすべきことの座標軸を国民の皆様に明確に示し、政治主導と改革意欲をもって経済や外交に着実に成果を残す一年にしてまいります。
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