県政報告 大岡川の不法係留船 神奈川県議会議員民主党・かながわクラブ きしべ 都
大岡川や中村川、堀割川などの大岡川水系には以前からプレジャーボートなど、許可を受けていない不法係留船が多く存在しています。過去には不法係留船の舫が解けて、乗っていた子どもが下流に流されるなどの事故も発生しています。
県では平成13年に大岡川水系をプレジャーボートを撤去する必要がある「重点的撤去区域」に指定し、自主的撤去を促すとともに、フロートなどの予防策を講じつつ、悪質なケースは行政代執行による強制撤去を行っています。
昨年のAPEC前や今年1月には大岡川や中村川でも撤去を行い、区域指定以降の10年間で100隻以上を撤去しました。しかし、撤去の手続きに時間がかかることや、一定の基準をクリアすれば係留が認められている業務船(港湾作業船、遊漁船など)と個人が趣味で使うプレジャーボートの区別が難しいことなどから、3月時点で大岡川水系には業務船も含め250隻ほどの船舶が残っています。
東日本大震災では、津波によって打ち上げられた船が建物をなぎ倒す被害がありました。また、これからの台風シーズンを考えると、早急な対策が必要になってきます。県、市が連携を図り、不法係留一掃に向けた対策の推進と、適正な保留・保管施設の整備などを進めていきます。
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