全日制進学率が全国最低 県政報告 公立高の定員拡大を 神奈川県議会議員民主党・かながわクラブきしべ 都
県教育委員会が今年4月に県内の定時制高校に入学した生徒を対象に調査したところ、回答者の約半数が受験時には公立全日制を志望していたことが分かりました。経済的な理由で公立全日制に進学できない生徒が多くいる実態が改めて浮き彫りになりました。
公立全日制の定員は、県や横浜市などの教育委員会と私立高側が協議し、公立中学校卒業予定者の6割と決められています。平成24年度の全日制募集定員は前年度より1041人多い4万1609人で、この中には定時制進学者急増に対する緊急措置として拡大された120人も含まれます。
今年3月に公立中を卒業した生徒の全日制進学率は88%で全国でも最低の水準です。私学助成の増額で私学進学の道も開きつつ、経済的な理由で定時制に進学せざるを得ない生徒のためにも、全日制の定員拡大が必要だと考えています。
25年度には3部制の市立横浜総合高校が大岡高校跡地に移転し、26年度には港南台高校跡地に県立の昼間定時制高校が新設される予定です。働きながら学びたい人や外国籍の人への対応も求められています。
これからも、希望するすべての子どもが高校進学を実現できるように取り組んでいきます。
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