林市長へ予算代表質問 市政報告 子育て環境整備こそ優先に 日本共産党横浜市会議員 あらき 由美子
2月21日の予算代表質問で、林市長の予算案についての考え方について質問しました。
IRより安心を
市長はIRを実現する理由を「生産年齢人口の減少による税収減を補うため」としていますが、それは横浜市に限って起こる現象ではありません。生産年齢人口の減少を心配するのなら、安心して子育てができる環境こそ優先すべきです。ところが、中学3年生までの小児医療助成制度は小学4年生から一部負担金を求め、しかも所得制限もあります。少人数学級は国基準のままです。子育て世帯がお金の心配をせず、安心して横浜で子育てができる環境整備こそ、生産年齢人口の減少を抑える施策として最も重要だと考えます。
学校施設改善を
築50年の蒔田小学校は、壁に亀裂や剥れがあり、窓枠からは雨漏りがしています。円形校舎の玄関引き戸の開け閉めはスムーズに動かず、毎回苦労の連続です。また、校舎の奥は崖地に面した部分があり、その金網フェンスは錆びて基礎のコンクリート部分は浮いてきています。子どもたちが力一杯この金網フェンスを押したら倒れてもおかしくありません。
学校は以前から教育委員会に修繕の要望を出していますが、「予算不足で部分的な修繕しかできていない」と聞きました。新年度予算で学校施設の老朽化対策予算は44億円で前年度と変わりません。昨年度だけでも1500件以上の修繕要望が市立学校から出ています。どう改善するのかと質問しました。
林市長は「安心して子育てができる環境整備は、子どもたちを取り巻く環境整備の重要性が一層高まっており、令和2年度予算でもしっかりと取り組む。老朽化している市立学校が多く、修繕が追い付いてない側面も確かにある。建て替えを含めた学校施設の改善もしっかり検討していく」と答えました。
共産党は学校施設の改善や子育て環境整備にしっかり取り組めむように、引き続き求めてまいります。
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