市政報告 「横浜にカジノはいらない」を実現させる大きな分水嶺 日本共産党横浜市会議員 あらき 由美子
この夏、横浜市民にとって大きな分水嶺を迎えます。2年前の8月22日、林文子市長が横浜へのIRカジノ誘致を宣言しました。この宣言は、市民に大きな衝撃を与えました。なぜなら、林市長は「カジノは白紙」といって、市民の審判を受けていた経過があったからです。
私たち日本共産党は、自民党、公明党が優位の議会で、一貫してカジノ誘致に異議を唱えてきました。そして、それが昨年の住民投票の大きな運動に結実し、法定数の3倍以上の20万筆近い署名を提出することができました。残念ながら、林市長も自民、公明の会派も「カジノ誘致について市民の意見を聞く」ということを否決しました。20万人近い市民の思いは反故にされたのです。
市民と野党の共闘
否決されたとはいえ、この市民運動は、市民と野党の共闘という新しいカタチを横浜に誕生させました。このカタチをこれからの市政の在り方にもつなぎ、生かしていくことを大事にしたいと思っています。この夏は、その絶好の機会となります。国政でIRカジノ賛成の自・公が与党となる市政の継続か、それとも市民と野党の共闘に基づく市政かが鋭く問われています。
カジノ誘致をさせないことはもちろん、住民自治を取り戻すことも、市政の大事な課題です。その仕事は、市民の意見を聞くことを否定した人たちにできるはずがありません。この点でも市民と野党の共闘に基づく市政実現が求められます。
今、この瞬間も横浜市は着々とカジノ誘致作業を進めています。横浜にカジノを進出させる企業を決めようと、今まで以上に頻繁に会議を持っており、予断を許しません。絶対に揺るがないカジノ反対の旗を掲げる市政を実現させなければ、この流れを止めることができません。
私たち日本共産党は、カジノ反対の市民運動を続けてきた市民団体とともに協定を結んだ方を全面的に支援し、住民自治を取り戻し、市民の命、暮らし優先の市政実現のために全力疾走します。
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