皆さまの声をカタチに! 市政報告 36 横浜型配達弁当「ハマ弁」1月から全市立中学校でスタート 横浜市会議員 斉藤伸一
母親の声をきっかけに推進
「私が病気のため、中学生の息子のお弁当作りができない…」。平成3年、党市議団のもとに、ある母親の切実な声が届けられました。
当時、ほとんどの市立中学校ではパンや弁当の校内販売はなく、昼食は家庭弁当のほかは外で買うしかなかったのです。
全ての生徒が健康的な昼食を食べられる環境を整備するため、党市議団は平成10年、財政的にも実現可能な民間委託による「スクールランチ」方式を提案し、翌11年には導入を求める署名運動を展開しました。
その中で業者弁当の校内販売が実現し、25年度には全市立中学校へと拡大。しかし、栄養面での偏りが懸念されることから、栄養バランスの取れた複数メニューから選択できる横浜型スクールランチの導入を推進してきました。
その結果、横浜市が民間事業者に委託する横浜型配達弁当「ハマ弁」が昨年7月から市立中学校12校でスタート。1月からは全145校で実施されます。
栄養バランス取れた献立
ハマ弁はご飯、おかずのセットで税込み360円。汁物(同30円)と牛乳(同80円)を追加でき、それぞれ単品でも注文可能。おかずは肉と魚の2種類から、ご飯の量は3種類(大盛・並盛・小盛)から選択でき、ご飯と汁物は温かい状態で提供されます。
献立は、主食(ご飯)を3、主菜(肉、魚)を1、副菜(野菜、海藻)を2の割合で盛り付けることで栄養バランスが良くなる「3・1・2弁当法」に基づいていて、さらに煮物や海藻など、普段なかなか取れないものを多く入れる工夫も。
利用するには事前登録が必要で、注文はパソコンやスマートフォンなどから1日単位で可能。支払いはクレジットカードやコンビニのオンライン端末などでの事前決済です。
ハマ弁を試食、中学生と懇談
先日、10月からハマ弁が始まった港中学校(中区山下町)を訪問しました。
ハマ弁を試食後、昼休みに生徒さんがハマ弁を受け取り、教室で食べている様子を視察。その後、生徒さんと懇談しました。
生徒さんは「ご飯が温かくておいしい」「副菜が少しずつ、たくさんの種類が入っているので、苦手な野菜でも食べやすい」と感想を語っていました。
皆さまの声をカタチに!「ハマ弁」が中学校の昼食として定着するよう、その充実を応援していきたいと思います。
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