vol.466 ミルキーJr.モカのほどがや 「五月」文/ささきやすえ(区内在住・フリーライター)
ボクはミルキーJrモカ。瀬戸ヶ谷町に住むミニチュアシュナウザー。
若葉が芽吹いて清々しいと感じる「五月」。旧暦では今の梅雨の時期だったそう。それで、梅雨の晴れ間を「五月晴れ」と表現したの。他にも、旧暦の梅雨を感じさせる「五月」とつく表現があるよ。
▼五月蠅い(うるさい)
旧暦の梅雨といえば、ハエがだんだんうるさくなってくる頃だったのでこのように文字をあてたそうだ。
▼五月雨(さみだれ)
旧暦五月に降る長雨のこと。松尾芭蕉が1689年5月28日に山形県大石田に到着し、滞在期間中に詠んだとされる「五月雨を集めて早し最上川」の句。「奥の細道」で知られているね。大石田では「五月雨を集めて涼し最上川」のほうが知られているとのこと。句会での発句は「涼し」だったそうだ。後日となる6月3日、日本三大急流の最上川で川下りを体験して「早し」と推敲したとの説があるの。いずれにしても、旧暦の梅雨時の暑さを、最上川の水の流れでしばし「涼しい」と感じたことは想像できるね。
▼五月躑躅(さつきつつじ)
一般的な「サツキ」は五月躑躅の略。旧暦の五月に花を咲かせるツツジのこと。園芸品種は千種類以上もあり、花はピンク、白、紫、黄色みがかった淡い紅色他、形は小ぶりから大輪まで。軽くフリルが入ったようなものもあるの。1株に違う花色が咲き分けたり、多種多様な品種が楽しめる。
ゴールデンウィーク明けに聞く「五月病」。ストレスが原因の病は犬族のボクたちにもあるの。
次回「五月病」
今日の誕生花・花言葉
ハナショウブ:情熱
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