西公会堂で8月9日と10日の2日間行われる「よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト」に、鶴見区代表として豊岡小学校6年の伊藤由里子さんと鶴見中学校3年の邢琳琳(しんりんりん)さんが出場する。伊藤さんは9日に、邢さんは10日に思いを語ることになっている。
メッセンジャー目ざす
スピーチコンテストは、市内の児童・生徒が「国際平和のために、今自分ができること」という共通テーマにスピーチを行うもの。今年で17回目を迎え、各区 市立の小学校1人、中学校1人の代表者が出場する。本選で市長賞を受賞すると、よこはま子どもピースメッセンジャーを委嘱され、リーダーとして平和募金活 動などに取り組むことができる。
市立学校で予選会
各区では本選に先がけ、小学校と中学校の代表者を決める予選会を実施。鶴見区では市立中学校9校の学校代表者の中から鶴見中の邢琳琳さん、市立小からは22校の中から豊岡小の伊藤由里子さんが選ばれた。
歴史知るべき
もともと3年間の海外在住経験を持つ伊藤さん。貧しい国や地域があることを知るなど、これまでの体験で感じたことを小学6年生の立場から言葉にした。
スピーチのタイトルは「頭をなでてはいけません?」。伊藤さんは、「世界には色々な国があり、人がいる。国を理解するためには、文化や歴史を知るべき。そのために人の話を聞くことが大事」と話した。
昨年からチャレンジして2回目で区代表をつかんだ伊藤さん。現在、最後の追い込み練習中だという。「動作も取り入れながらスピーチし、メッセンジャーを狙いたい」と意気込んでいる。
日中の架け橋に
邢さんは、中国生まれで2年前に鶴見へ移住してきた。日本語については、来日するまで勉強したこともなかったという。
今回のスピーチでは、日本と中国の関係を書き、自ら架け橋になるという夢を語っている。
邢さんは「中国では日中戦争のことを小さなころから教えられ、日本人をよく思っていない人が多い」と話す。しかし、日本にきて、友だちなどが助けてくれたから今があるとし、「日本の良さを中国に、日本人にも中国の良さを伝えたい」と、夢を叶えるため本選の壇上に立つ。
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