神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2012年11月22日 エリアトップへ

キリン工場が避難施設に 区と災害時協定締結

社会

公開:2012年11月22日

  • LINE
  • hatena
協力を誓った野中工場長(左)と山崎区長
協力を誓った野中工場長(左)と山崎区長

 生麦のキリンビール横浜工場と鶴見区が11月13日、大規模地震などの災害時に、同工場内の施設を「津波避難施設」および「帰宅困難者一時滞在施設」とする協定を結び、同日、締結式があった。区内で津波避難施設となったのは、民間事業者では初めて。

 協定締結は、市が東日本大震災以降に進めている「津波避難施設」と「帰宅困難者一時滞在施設」の確保に向けた取り組みの一環。両者は、09年に「災害時における飲料水の提供協力に関する協定」も結んでおり、今回も地域の防災対策の推進という目的が合致した。

200人収容

 施設は、同工場内に建つ地下1階、地上8階建ての総合棟。利用されるのは8階部分のトレーニング室で、広さは400平方メートル。収容は約200人を見込む。総合棟の竣工は昨年3月で耐震基準もクリアしている。

 野中淳一工場長は、竣工披露が震災当日だったことを明かし、「来場していた一般の人も一緒に総合棟へ避難した。その経験からも対策は必要だと感じていた。被災時の地域の安心につながれば」と話した。

 また、山崎幹夫鶴見区長は「生麦は鶴見川と線路に挟まれた土地。避難施設が必要だったので有難い」と締結を喜んだ。

一時避難が対象

 今回の締結では、いずれも利用は一時避難が対象となる。「津波」は、津波警報や市による避難勧告、指示発令時、またはキリン側の自己判断等で開設。「帰宅困難者」は、地震や風水害などで鉄道が一晩中全線運行停止となる場合に開かれ、警報が解除された場合や鉄道運転再開時には閉鎖される。

 区は内容について、地域住民を対象に周知を図っていくとしている。
 

鶴見区版のトップニュース最新6

国土強靭化の先導事例に

市場西中町防災対策

国土強靭化の先導事例に

住民主体の取組みを評価

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

初挑戦で金賞受賞

佃野町「楽匠」

初挑戦で金賞受賞

「からあげグランプリ」で

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

鶴見区、50年後も30万人超

横浜市人口推計

鶴見区、50年後も30万人超

市全体は約2割減

4月11日

市が基本構想を策定

豊岡小再編整備

市が基本構想を策定

2032年度以降の竣工めざす

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook