駒岡や末吉、矢向などに住む子育て中のママ21人がこのほど、エリア内の子育て情報をまとめた地図「つるみままっぷ きた」を作成した。駒岡や矢向の地域ケアプラザなどで配布が始まっている。
ままっぷのノウハウ
「ままっぷ」は、北寺尾在住の主婦・今井幸子さんが発案。2009年に寺尾地区の主婦らが作成した「てらおままっぷ」が始まりだ。昨年4月には東寺尾や生麦をエリアとした「つるみままっぷ にし」が作られており、今回で3枚目となる。
「きた版」の製作は、区の子育てに関する生涯学習講座「ホームタウンつるみ」に参加していたメンバーが、受講後に「子育て情報が入ったマップを作りたい」と話し合ったのがきっかけ。メンバーが「てらおままっぷ」を知り、発案者の今井さんにノウハウ提供を依頼して製作が始まった。
5地区歩いて
地図は、区北部にあたる梶山・駒岡・末吉・江ヶ崎・矢向の5地区が中心。情報は、ママたちが実際にベビーカーなどを押しながら歩いて仕入れた。平面図ではわからない坂道や、キッズスペースのある店舗情報、一時預かり施設など、ママの目線で盛り込んだ。
参加した駒岡在住の大崎智美さんは「ずっと駒岡に住んでいるけど、入ったことのない道など、新しい発見もあった」と話した。
出かけるきっかけに
参加したのはいずれも子育て中のママ21人。チラシや地元の広報誌、掲示板などの募集告知を見て、各地区から集まった。
製作場所は、駒岡、矢向の地域ケアプラザと、子育て支援拠点「わっくんひろば」。月に2回ずつ会議を行ったという。協力した今井さんは「掲載範囲が広く、縮尺の関係で入りきらない部分もあった。取捨選択が難しかった」と苦心した様子を振り返った。
メンバーらは、「引っ越してきた人や、ずっと仕事をしてきて出産した人などが、家にこもらずにちょっと出かけてみようと思うような地図になれば」と利用を呼びかける。
サイズはA3判で両面刷り。3千部作成し、地図のエリア内のケアプラザと地区センター、わっくんひろば、鶴見区役所などで配布している。
詳細の問合せは駒岡地域ケアプラザ【電話】045・570・6601。
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