「区民の健康寿命の延伸」を目的に、区内の関係団体や民間企業、行政などが連携して課題解決に取り組む、「鶴見区健康づくり推進会議」が1月30日、鶴見区役所であった。こうした枠を越えた会議は市内で唯一となっており、参加者は「健康増進を加速させたい」と意気込む。
鶴見区健康づくり推進会議は、昨年1月、区の呼びかけにより、健康関係団体や民間企業が参加し創設された。区民の健康実態などの情報を共有し、連携しながら課題解決に取り組んでいる。これまで各団体らが自主的に実施してきた活動を結び、さらなる健康増進へつなげる狙いもある。
会議は、基本的な方針等を検討する代表者会議と、「食生活の改善」「身体活動・運動の定着」「禁煙・分煙の推進、歯・口腔の健康の推進」「健診の受診勧奨」の4分野にわかれ、各分野における具体的な連携事業などを実施・検討する実務者会議の二部門で構成。代表者は年に1回、実務者は年に2回の会議を行う。
参加するのは、代表者が13団体で、実務者には民間企業なども含めた33団体・企業らが名を連ねている。
周知方法などが課題に
1月30日、鶴見区役所で第2回目となる代表者会議が開かれ、創設から約1年間で進められてきた活動成果などの発表があった。
発表によると、昨年実施されたのは、食習慣の改善を目ざした野菜料理レシピ作成・配布などや、運動の定着を目的としたウォーキング講座、各種啓発キャンペーンといった各分野計23事業。区内のスーパーやドラッグストアなど、新たに同会議へ参加する企業もあったという。
また、実務者会議で挙げられた今後の課題についても報告があり、「効果的なPRや周知方法」に対するものが多かった。
参加者からは「会議の目的を浸透させるために、統一のスローガンを作ったらどうか」などと意見が出され、来年度から新たに使用する共通の標語を作成することが決まった。
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