参考書、後輩へ譲って 未来塾が再利用呼びかけ
中学3年生の学習支援を実施している「つるみ未来塾」と鶴見区が、使わなくなった中学生用の参考書や問題集を集めている。学習環境に恵まれない子どものため始めたもので、集めた参考書は、利用する生徒以外の一般にも無料配布される予定だ。
つるみ未来塾は、鶴見区の学習支援事業として、2013年6月からスタート。よこはま東部ユースプラザ=鶴見中央3の23の8=を拠点に、さまざまな事情により、健全な育成環境を維持することが困難な中学3年生を対象に、個別学習支援(勉強会)を行っている。運営は、子どもの健全育成にかかわる事業を幅広く実施しているNPO法人「育て上げ」ネット(工藤啓理事長)が実施している。
勉強意欲引き出したい
今回の取り組みは、未来塾に通う子どもたちを始め、参考書を買えないなど学習環境に恵まれない子どもたちのために、区と協力して今年度から初めて実施するもの。未来塾では、参考書などは用意しているが、数が少なく、コピーをとって使ってもらっているのが現状だ。「未来塾の子どもたちでなくても、必要としている子はいる。勉強する意欲を引き出す環境を整えたかった」と未来塾のコーディネーター・西山雅克さんは話す。
より多くの参考書を集めるため、中学校などにも協力を呼びかけ。市立寛政中学校では、校内に専用ボックスを置いて、募集しているという。西山さんは、「今後も継続していきたい」と意欲を見せている。
募集対象は、中学生の参考書や問題集。無料配布は一般の中学生などを対象に4月23日と27日に無料配布される。午後3時から5時。問い合わせは、よこはま東部ユースプラザ【電話】045・642・7001。
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