鶴見区(征矢雅和区長)はこのほど、2014年度の鶴見区区政運営方針を発表した。今年度の区の自主企画事業は全35事業。「安心・ぬくもり・活力」をテーマに、地域とともに区内の課題解決に取り組む。
区は今年度、「安心」「ぬくもり」「活力」の3体系にわけ、まちづくりを進める。昨年までは5〜6つの柱だったが、わかりやすさや効率的な運営などを考慮し、体系をスリム化した。
10月にイベント
区が重点に挙げるのは、「防災活動推進事業」「ヘルスアッププラン」「『千客万来つるみ』プロモーション事業」の3事業。
このうち、「千客万来」では、まちの活性化や環境啓発などを目的とし、10月に總持寺、鶴見駅東西口周辺を光で演出する「スマートイルミネーション」を開催する予定だ。
35事業を展開
区が自主的に企画する事業は35事業。新たに始めるのは、「虐待予防事業」と「鶴見駅周辺魅力づくり事業」の2つ。
「虐待予防」は、ここ数年、相談件数が増加していることから企画されたもので、親に対し、子育てに関する負担を軽減することで児童虐待やDV(ドメスティックバイオレンス)予防につなげるのがねらいだ。子どもとのコミュニケーションを学ぶ「親支援講座」や、夫婦を中心に家族でのコミュニケーション向上を目的とする「家族支援講座」などを開く。また、臨床心理士などによる専門家相談も行っていく。
「鶴見駅周辺魅力づくり」は、東口駅前広場が今年度中に整備完了となることを踏まえ、利便性や美化意識の向上を啓発する企画だ。8月に、駅周辺に点在する彫刻群などを洗浄する区民参加イベントも行われる。
馬場ケアプラなど完成へ
区の自主企画とは別に、市が区内で行う各事業も整備が進む。
「JR鶴見駅への中距離電車停車」については、都市整備局が技術的側面から可能性を検討。鶴見会館跡地に建設中の多世代・地域交流型住宅と、馬場7丁目に整備中の馬場地域ケアプラザが今年度中に完成を予定している。
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