現役団員(鶴見消防団第九分団)として当局に質問 市議会報告市政を斬る! 消防団への支援策充実強化を 日本共産党 横浜市会議員 古谷やすひこ
東日本大震災を契機にして、私は消防団に入団しました。その時から、ほぼ毎年、消防局の審査に立ち、消防団員の処遇改善を訴え、消防団活動へのさらなる援助を求め続けてきました。その結果、被服の貸与が遅い問題はほぼ解消されました。全国平均から遅れていた消防団員の報酬についても、ここ数年で全国平均レベル近くまで引きあげられることになりました。
また昨年は、それぞれの団の実情に合わせて使うことができる費用も計上されました。しかしまだまだ、課題もたくさん残されています。
器具置場や車両更新を計画的に
例えば、器具置場の建て替えの問題。市内には、建て替えの必要な旧耐震基準の器具置場が135棟も残っています。しかし、毎年建て替えのための費用が計上されているのは6棟分のみ。こんなペースではいつまでたっても終わりません。
また、消防団車両の問題でも、通常は15年を目途に更新することになっていますが、それを超過している車両はざらにあります。
器具置場や車両の更新の問題は、いつまでに解決するのかを明確にして計画を立てることが大事です。配分されている予算の中で出せる分だけ更新しているような今のやり方では先がみえません。今回の決算質疑でもその是正を求めました。
役割高まる消防団支援要望を継続
近いうちに高い確率で大災害が横浜を襲う、こんなことが様々な報道で繰り返し流れています。いちどきに災害が起これば、公設消防だけでは対応できないことは明らかで、地元に密着している消防団の役割はますます高まっています。引き続き、現役消防団員の立場から、消防団の支援施策の充実を求めてまいります。
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