馬場在住の原誠一さん=人物風土記で紹介=らが、地域発の文化芸能を復活させようと、このほどプロジェクトを発足。3月24日には、旗揚げ公演となる歌謡ショーを鶴見区民文化センターサルビアホールで開く。
発足したプロジェクトは、自治会町内会や団体などが賛同し結成された。発起人の原さんは、地元の文化芸能の衰退に危機感を持っていた。
50年ほど前まで、地域には神社などで盛んに祭礼が開かれ、人々が唄や踊りを楽しむ「文化芸能の場」として親しまれていた。しかし戦後になると、農家の減少などによりかつての活気は失われた。
自治会町内会が祭り行事を復活させ再興した時期もあったが、会員の高齢化が進み、若い担い手も不足。地域の文化芸能は、今また廃れ始めているという。
鶴見で生まれ育ち、自らも地域活動に積極的に参加し地元の時代変化を見てきた原さん。「文化芸能が盛んな時代を復活させることで、地域を盛り上げたい」と発足の思いを話す。
住民でショー運営
3月24日の旗揚げ公演はプロ歌手などが出演する歌謡ショーを企画した。
原さんは15年にも地域の音楽家などを集めたショーを企画しているが、プロジェクトとしては初公演となる。原さんが園長を務めるやよいヶ丘幼稚園の保護者など地元住民ら約60人が実行委員として初めて参加し、当日の運営も行う。
今後は、住民が歌声を披露するカラオケグランプリなども定期的に開催していきたいという。「ショーから地域にスターを生み出し、活気を呼び戻したい。住民によるイベント運営はもちろん、地域でスポンサーも集めたい」とプロジェクトメンバーは話している。
歌謡ショーは、午後5時半開演。チケットの取扱い・問合せはやよいヶ丘幼稚園【電話】045・571・1452。
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