生麦周辺の旧東海道を歩き、地域の歴史や魅力にふれる地元住民主催のウォーキング企画が、このほど立ち上がった。主催した住民らは「ウォーキングを通じて新たな発見に出会い、地元に愛着を持ってほしい」と話す。
企画したのは、生麦住民らにより結成された「生麦の道100年紀委員会」。地元の埋もれた歴史や文化の継承を目的に、昨年2月から開く「生見尾発見塾」の一環として、昨年末に1回目を実施した。
開催にあたっては、より多くの人に参加してもらいたいと、京急鶴見駅東口にある鶴見銀座商店街と連携。同商店街で毎月最終土曜日に開かれているイベント「つるぎんドット来〜い!!」に合わせ、会場内に案内所を出店。その場で参加者を募った。今後もイベント実施日にウォーキングを開催していくという。
住民主催ならではの出会い
当日は、企画者の一人である赤堀春夫さん=人物風土記で紹介=がガイドとなり、鶴見銀座商店街から出発。旧東海道に沿って、国道駅や魚河岸通り、正泉寺、生麦事件碑などを見学。生麦事件参考館では、浅海武夫館長の講演もあった。
参加した鶴見中央在住の益満信子さんは「途中、地元の人に声をかけられて、昔、茶屋があった話を聞いた。そうした出会いも魅力」と、住民主催ならではの企画を楽しんでいた。
次回は1月28日に予定。今後は、伝統芸能である生麦囃子などの実演や、キリンビール横浜工場の見学なども取り入れ、コースのバリエーションも増やす予定だ。赤堀さんは、「通り過ぎるだけではなく、歩きながら生麦の雰囲気を味わってほしい」と話している。
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