市政報告 市は学童保育にもっと本気になって支援を 日本共産党 横浜市会議員 古谷やすひこ
子どもを持つ家庭で両親が働けるよう保育園整備は進んでいます。その一方で、保育園から小学校に子どもが上がったとたんに、制度が急速に狭まっています。保育園を整備するのと同じように、キッズクラブや学童保育などの放課後児童健全育成事業は法的にも位置付けられました。整備が進まなくてはならないのに、実際はなかなか進んでいません。特に保護者運営の学童クラブは本当に苦労されています。
基準未満の学童続出!?
学童保育が法的に位置づけられたため、面積などの基準を満たさなければならなくなりました。
面積基準は、先月初めの時点で70カ所近くが基準不適合。今年と来年度の2年でこれを解消しなければいけません。しかし昨年の一年間で面積基準をクリアできたのはたった10カ所。このままのペースでは絶望的です。
耐震基準については、満たしていない所は現在23カ所ですが、昨年耐震基準をクリアできたのはたった2カ所。これもまたこのままのペースでは絶望的です。
市は学童への支援を強めるべき!
横浜市はもっと本気になって人も金も使い、学童保育が基準適合できるように支援しなければなりません。このままでは小学生の放課後の居場所が全く足りなくなります。仮にキッズが全校展開しても、キッズで17時以降に残っている児童はわずかで、これだけで留守家庭の放課後の居場所には不十分です。「留守家庭のこどもたちに生き生きとした放課後」を作ってきた学童保育を守り発展させていくよう、市は支援を強めるべきです。
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