区内の子育て情報を盛り込む地図「つるみままっぷ」の継続発行を目ざし、企画・製作する母親らが、製作費を募っている。補助や助成に頼らず、インターネットで寄付を募る仕組みのクラウドファンディング(CF)に独自で挑戦。「毎年、応援してもらえるような末永い活動にしたい」と関係者は意気込む。
「つるみままっぷ」は、親子で利用できる施設や店舗などを掲載する子育て情報地図。坂道や階段など、製作する母親らが、実際に区内を歩いて得た”子育て目線”が盛り込まれている。
10年前、北寺尾在住で二児を育てる今井幸子さんが考案。「てらお」「にし」「きた」「みなみ」とエリアを広げ、2015年に区内全域版を発行。以降、改訂版や英語版も製作してきた。現在では、区の新生児訪問の際にも配布され、子育て世帯の貴重な情報源として活用されている。
自立目ざし挑戦
発行にかかる費用面については、当初は区の助成金なども活用してきたが、継続的な活動のために自立を模索。昨年初めて、支援サービスのあるサイトでCFを活用した。
一年間、協力を呼びかける中、支援サイトに支払う手数料の高さもあり、今年は独自に挑戦を決意。6月15日から募集を開始した。
改訂版など8千部
寄付額の目標は50万円。8月から来年7月までに新たに出産する家庭と、0〜3歳児のいる区内転入者などに配布する日本語版7千部と、秋に発行を目ざす中国語版の発行費用などに充てる。
日本語版は、現在改訂作業中。昨年夏の改訂から一年間で、メンバーらが生活しながら地道に収集した100以上の情報を盛り込むという。今井さんは「赤い羽根募金のように、毎年この時期には『ままっぷ』となるように頑張りたい」と話す。
支援は1千円から。銀行振り込み、現金でも寄付できる。金額により地図内に氏名の掲載などの特典がつく。募集は7月15日まで。詳細ホームページhttps://www.tsurumimamap.com/を参照。
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