平成30年度鶴見駅中距離電車停車等推進期成会(石川建治会長)の総会が7月19日、鶴見区役所で開かれ、今年度から区内イベント時にパネル展示するなど、広報面を強化することが発表された。広く区民に周知し、鶴見駅への中距離電車停車に向けた機運を高めることがねらいだ。
同会は、JR鶴見駅への中距離電車停車を中心に、駅周辺や鶴見線の利便性向上などの実現に向けた活動を展開する団体。鶴見区自治連合会をはじめ、商店街連合会、工業会、法人会、宅建協会といった区内各主要団体が名を連ねている。
鶴見駅への中電停車は、昭和40年代から続くと言われる区民の大願。これまで様々な形でJRや横浜市への要望などが進められており、現在は同会がその活動を引き継いでいる。
現状課題は財源
中電停車は現在、2019年度下期開業予定の神奈川東部方面線「相鉄・JR直通線」が、鶴見駅を通過することから、同会が停車を求めている状況にある。
課題は、停車のため新設する駅は、自治体などが費用を負担する請願駅となること、貨物線を経由するため、JR貨物との協議が必要なことなどが挙がる。市とJR側が実務者レベルでの協議を進めている。
三大フェス等で周知
総会では、今年1月の市長要望、3月に実施されたJR要望などについて話があったほか、市担当者から現状の報告も行われた。
今年度の計画としては、一部ではなく、区全体として鶴見駅への中電停車を盛り上げたいと、広報の強化をはかることなどが確認された。
具体的には、鶴見区の三大区民フェスティバルでブースを設置。これまでの活動状況をまとめたパネルなどを作成し、区民に周知していく考え。
関係者らは、「もっと区民にも知ってほしい。一丸となって盛り上げていければ」と話した。
鶴見区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>