鶴見駅東口すぐにある区民文化センターサルビアホール・4階ホールが天井改修工事により、2019年7月から9カ月間、利用停止になることが発表された。3階の音楽ホール、ギャラリー、リハーサル室、練習室は通常通り利用できる。
今回の改修工事は、東日本大震災以降、大規模空間の天井脱落事故が相次いでいたことを受け、2014年に改正された建築基準法の新基準への適合及び、利用者の安全確保を図るため。
横浜市は、2015年に公共建築物の天井脱落対策事業計画を発表しており、特定天井を有する市内の公会堂やスポーツセンター、地区センターなど102施設について順次、耐震工事に取り掛かっている。
対象となる特定天井とは、吊り天井で、天井の高さが6m、水平投影面積が200平方メートルを超え、かつ天井部材の重さが2kg/平方メートルを超える等のもの。
同ホールの利用休止期間は、2019年7月1日から2020年3月31日までを予定している。
工事は6カ月で終えることが多いが、同ホールは天井構造が複雑なため、通常よりも時間がかかるという。
稼働率7割
サルビアホールは、2011年に開館。4階のホールは548席(拡張時656席)の広さを持ち、演劇などに使われるプロセニアム形式と音響反射板形式、座席を全て格納したフルフラット形式で利用できる。
地元団体の発表会などに使われおり、月の稼働率は7割とほぼ毎日利用されていた。
同ホールの山口滋生館長は「利用者の皆さんにはご迷惑をお掛けして申し訳ないが、ご理解頂きたい」とコメントした。
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