生活協同組合ユーコープミアクチーナ末吉店(塩脇章正店長)が10月から毎月第一水曜日、同店2階のコミュニティルームに子育て広場を開く。同組合の横浜の店舗としては初めて。塩脇店長は「子育て中の親たちが肩の力を抜いてゆったりした時間を過ごせる場になれば」と期待を込める。
子育て広場は同組合が20年ほど前から行っている取り組み。組合員スタッフが常駐し、子育て中の親子が話したり、情報交換をして自由に過ごせる場を提供する。
希望店舗には、必要な備品などの援助が行われる。神奈川、静岡、山梨に98店舗ある同生協。県内ではこれまで大和や鎌倉など6店舗で開かれてきたが、組合内での広報が進まず、なかなか開始店舗も増えていなかった。
子育て経験もとに
末吉店では、25畳程度の部屋が提供され、開催日には60〜70代の組合員メンバーが常駐。一時保育ではないので預けることはできないが、子どもと一緒に遊んでくれる。
きっかけは1年ほど前に塩脇店長が赴任してきたこと。自身も3人の子どもを持ち、妻が育児ノイローゼになった経験を持っていた塩脇店長は、「もっと地域の子育て中の親たちに何かできないか」と強く感じていた。
今年8月には商品陳列棚を縮小し、キッズスペースを開設。そこで遊ぶ子どもたちを見たお年寄りが楽しんでいたことから「高齢者の生きがいにもつながるのでは」と考え、子育て広場の実施につながった。
塩脇店長は「先輩スタッフに子育ての悩みを話すことで、気持ちが軽くなることもあるはず。いずれは若いスタッフの力も借りて多世代交流になれば。まずは継続していきたい」と抱負を話す。
初回は10月3日。参加無料。時間は午前10時半から12時半まで。事前申し込み不要。問合せは同店サービスカウンターまたは【電話】581・0860。
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