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鶴見区版 公開:2020年12月10日 エリアトップへ

JR鶴見線 90歳、銅鑼でお祝い 海芝浦に“ストリートどら”

文化

公開:2020年12月10日

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海芝浦駅に設置された銅鑼(上)と、プロジェクトメンバー
海芝浦駅に設置された銅鑼(上)と、プロジェクトメンバー

 JR鶴見線90周年の記念事業として12月27日までの土日祝日、海芝浦駅に打楽器の銅鑼が設置されている。鶴見線と南武線を担当するJR職員が企画したもので、鶴見駅などでは銅鑼にちなんで銅鑼焼きも販売。担当者は「目と音と味で楽しんでほしい」と話す。

 鶴見線は鶴見区と川崎市川崎区を走る黄色い電車が目印の路線。前身の鶴見臨港鉄道が1930年に旅客営業を開始。戦時中の43年に国有化され、「鶴見線」となった。71年に全駅無人化を経て、87年にJR東日本が継承。今年の10月28日に90周年を迎えた。

ラグビーで注目

 同企画は6月、地域活性化を目的とし、駅員や乗務員、設備担当者などの6人で結成された「かわさきのサキプロジェクト」が考案。

 アイデア出しをする中で、何か鳴らすものがいいという案が上がり、昨年のラグビーワールドカップで銅鑼が使われていたことに注目した職員が調査。銅鑼には邪気を払う意味があり、船の出航の合図としても使われていることなどから、海に近い駅に置こうと、今回の企画に至った。

 船にある銅鑼は、視界が悪い時に鳴らすケースがあるため、海上保安庁に話を聞きに行くなど、事前準備も行ってきたという。

 設置された「あなたの夢を応援する銅鑼」は、直径45cmほど。ホームの海側に設置されている。

 プロジェクトメンバーは「コロナ禍だが、まずはできるところから。海に向かって思いっきり叩くことで、前向きな気持ちになってもらえれば」と呼びかける。

 設置時間は土日祝日の午前9時35分から午後3時10分まで。コロナ対策として、持ち手は消毒を徹底。海芝浦行は運行本数が少なくなっているため、事前に確認が必要。同駅は社有地のため自動車での来場は不可。荒天時や鶴見線に遅れが発生した場合などは、設置を取りやめることがあるため注意を。

ガイドや独自商品も

 設置された銅鑼にちなんで、12月31日まで鶴見線90周年オリジナルデザインの銅鑼焼きが、NewDays鶴見、鶴見西口、川崎、川崎中央南店で販売されている。鶴見線の電車の絵柄が入り、1個税込280円。数に限りあり。

 さらに、鶴見線のガイドブックが発行され、鶴見駅や川崎駅などに配架されているほか、鶴見駅4番ホームでは記念写真展が開催されている。写真展は12月31日までで、乗車券または入場券が必要。

 プロジェクトメンバーは「感謝の気持ちをこめた。これからも地域の方の笑顔を咲かせられるよう企画を考えていきたい」と意欲を見せた。

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