JR鶴見線の鶴見小野駅や小野町通り共栄会周辺を中心に、持続的なにぎわいの創出を目的としたアートプロジェクトが進行している。コロナ禍で流動的ながらも10月後半に開催予定のメインイベントを前に、機運を高めるワークショップなど各種企画を準備中だ。
7月から事前プログラム
プロジェクト名は「weTrees Tsurumi」(ウィーツリーズつるみ)。アートを介して人材や場所、環境などを地域とともに育て、土地に根差した形で、にぎわい創出をはかる。
文化観光交流拠点としてアートプログラムなども展開する象の鼻テラス=中区=や小野町通り共栄会らによる協働企画。
継続的なにぎわい作りを模索してきた同会と、象の鼻との出会いから構想が始まった。アーティストが持つ創造性を取り入れることで、これまでにない効果を狙う。
2019年から、実際にアーティストがまちを訪問するなどして交流を開始。コロナ禍で集いの場が作れないなど変更を余儀なくされたが、今後につながる第一弾として実施する。
まち賑やかに
5月12日、小野第二自治会館で行われた定例会には、象の鼻テラスや小野町通り共栄会、鶴見区役所などからメンバーが参加。各種日程やワークショップの内容などについて話し合った。
メイン企画は10月後半とし、商店街のハロウィンスタンプラリーと同時開催。日本を中心に活動するアーティストらの作品展示のほか、来街者への特典、プロジェクトのみのオリジナルグッズや飲食物販売なども計画している。
また、機運醸成企画として、ワークショップを含めた2つの事前プログラムを展開していく。
事前プログラムは、動画やSNSなどでまちの魅力を発信する部活動「鶴見小野編集部」の発足と、大小さまざまなピンクのドットにメッセージを集めて街中に貼る展示企画の2つ。ピンクのドット企画は、スイス人デザインユニット・so+baが手がける。
いずれも7月上旬ごろからスタートを予定しており、今後地域住民ら参加者を募る。
さらにアーティストを招いた企画なども追加検討していくという。
小野町通り共栄会の服部宏昭会長は「コロナで海外アーティストが呼べず残念」としながら、「地元の活性化という当初の目的を果たしたい。継続して発展させていければ」と意気込んだ。
鶴見区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>