鶴見小学校4年2組の児童34人が10月25日、土壌混合法で土から作り、花を植えたプランターを鶴見警察署へ贈った。「生ごみブレン土プロジェクト」と題した総合学習の一環。児童らは「取組で街に元気を届けたい」と意気込む。
今年11月に90周年を迎える同校。「周年を花いっぱいで祝いたい」という思いで同学習に取り組んできた。
生ごみの資源化学ぶ
児童らは、ただ花を育てるだけではなく、生ごみの資源化についても学んできた。横浜市資源循環局から、市で年間に出るごみの量や、生ごみをたい肥として土に混ぜる土壌混合法を勉強。給食室から出た野菜のくずなどを使い、自分たちで土作りを実践した。
鶴見銀座商店街の生花店・海戸園にアドバイスを受けながら、マリーゴールド、ポーチュラカ、サルビアなどを植えた手作りのプランターが完成。活動を広めたいと自分たちの足で街を歩き「人通りの多い場所」、「自分たちが継続して手入れができる場所」などの基準で置きたい場所を選定。これまで区役所や図書館、保育園などに設置依頼し、鶴見警察署で8カ所目となった。
気持ち明るく
贈呈式当日は児童らが署員へ4つのプランターを手渡した。今後、正面入口に飾られ、児童らが手入れを行っていく。
同署は「警察署に来る方の中には重たい気持ちで来る方もいるが、花を見れば明るい気持ちになってもらえるはず」とし、「子ども達の学習の成果を披露する場として使ってもらえるのは嬉しい。警察官に親しみを持ってもらうことにもつながる」と期待した。
4年2組の白木りおさんは「自分たちのプランターが町中に置かれて嬉しい。見た人が真似をしてくれれば、土壌混合法も広まっていく」と話した。
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