「訪れると心が踊るまち」そんな鶴見に――2022年度前期・NHK朝の連続テレビ小説の舞台に鶴見区が登場することを受け、地元有志らによる「ちむどんどん」横浜鶴見プロジェクト実行委員会が12月1日に発足した。放映を契機に、鶴見の魅力を内外に発信し、さらなる地域活性化を目ざす。
ちむどんどんは、NHK朝の連続テレビ小説の第106作目。沖縄に生まれ育ったヒロインとその家族を描く。50年前、沖縄が本土復帰を果たした時代を背景に、ヒロインが西洋料理店を目ざし上京する物語で、下宿先として鶴見が舞台に登場。多くの沖縄出身者が住む町として描かれる。
委員会は、鶴見区の呼びかけにより、横浜・鶴見沖縄県人会、商店街や自治会のほか、大学、NPO法人、企業から10人が参加。実行委員会のほか、連携企業や団体をプロジェクトメンバーとして募り、情報を共有しながら鶴見一丸でさまざまな企画を実施していく考えだ。
今回、取組の第一弾として、実行委員会公式ロゴマーク=写真=を作成。公式SNSも開設し、情報を発信する。
楽しいまちの思い
ロゴマークは、「ちむ(肝=心胸・心)」「どんどん=高鳴る」という沖縄の方言「ちむどんどん」を中央に配し、楽しくわくわくするまちという思いを込めた。色合いは、ブラジルなど多国籍なコミュニティが共存する鶴見のまちを虹色で表現。沖縄文化のシーサーとエイサーの太鼓、沖縄だけでない魅力として、鶴見線や大本山總持寺、つばさ橋や区のマスコットキャラクター「ワッくん」を円でつなぐデザインとなっている。
今後、実行委員会では、情報集約、発信の場として公式ホームページの開設やPR動画の作成などを予定。ロゴマークは、実行委員会の認定マークとして、関連商品などのパッケージでも使用される。
委員長を務める県人会の青年部で、おきなわ物産センターの下里優太さんは「鶴見に注目が集まる今、魅力を多くの人に知ってほしい。地域一体で盛り上げていきます」と意気込んでいる。
仕事求め移住
鶴見と沖縄の関係は、大正末期から昭和初期にかけて行われた埋め立て事業がきっかけとされる。多くの沖縄出身者が仕事を求めて移り住んだという。
1953年には、会員同士の親睦や沖縄文化の継承などを目的とした鶴見沖縄県人会が発足している。
鶴見区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>