鶴見区版 掲載号:2022年5月19日号 エリアトップへ

東寺尾北台在住松本さん ヘアドネーションに挑戦 55歳男性が2年かけ寄付

社会

掲載号:2022年5月19日号

  • LINE
  • hatena
切った髪を持って笑顔の松本さん
切った髪を持って笑顔の松本さん

 東寺尾北部町内会の副会長・松本真治さん(55)が5月6日、病気などで髪の毛を失った子どもに医療用ウィッグを届けるため髪の毛を寄付する「ヘアドネーション」を行った。大人の男性では特に珍しいという髪の寄付。約2年間伸ばし続けた松本さんは「困っている人の役に立ちたかった」と話す。

 白血病や脱毛症など、頭皮・頭髪に関わる病気やけがが原因で髪の毛を失った子どもたちに、医療用ウィッグの元となる毛髪を寄付するヘアドネーション。

 松本さんは2020年の春、コロナ禍になったことで散髪を控えていた。エンジニアの仕事で以前から在宅ワークだったこともあり、気にならなかったという。「散髪はコロナが落ち着いてからと思っていたら全然落ち着かなくて」

 半年が経った頃から、「もったいないな」と感じるように。妻がヘアドネーションをした経験もあり、活動は知っていた。小学生の男の子がヘアドネーションをしたという新聞記事も後押しとなり、寄付を決めた。

慣れないことの連続

 髪を伸ばしている最中、会った人に「切った方がいいのでは」と声をかけられたこともあった。普段から髪留めのゴムを持ち歩き、夏の暑さに耐え、松本さんは「慣れないことが多くて大変でした」と笑う。「でも、色々な人が必要としていることは知っていたし、役に立ちたいと思った」と思いを語る。

2年間で40cm以上

 カットは妻もヘアドネーションをした川崎市川崎区にある美容室「EARTH川崎店」に依頼。「床屋などしか行ったことがなく、美容室は初めて」と緊張した面持ちだった松本さん。約2年間、40cm以上伸びた髪を切り、「首が楽になった。切ってみてやっぱり重たかったんだなと分かった」と感想を述べた。カットした美容師は「男性のヘアドネーションを担当したのは2人目。珍しい」と話した。

 1体の医療用ウィッグを作るには、約30人から50人分のヘアドネーションが必要だという。カットされた158gの松本さんの髪の毛はヘアドネーションを専門に行うNPO法人「JHD&C(ジャーダック)」へ郵送で寄付された。松本さんは「自分の体の一部が回って誰かのためになるのは嬉しい。良い経験になった」と笑顔だった。

カット後の松本さん
カット後の松本さん

鶴見区版のトップニュース最新6

県民功労者に区内2人

県民功労者に区内2人 社会

地域医療、伝統芸能で貢献

6月23日号

10代堅調、20代で急落

選挙投票率

10代堅調、20代で急落 政治

市、若年層啓発に注力

6月23日号

防災、多文化推進に重点

防災、多文化推進に重点 経済

鶴見区 運営方針を公表

6月16日号

オンライン化推進に本腰

横浜市

オンライン化推進に本腰 社会

行政手続の利便性向上へ

6月16日号

「発祥の地」石碑を設置

蛇も蚊も本宮地区

「発祥の地」石碑を設置 文化

原地区も3年ぶり開催

6月9日号

策定へ基本的方向発表

新たな中期計画

策定へ基本的方向発表 社会

市長公約「ゼロ」明示せず

6月9日号

東宝タクシー株式会社

鶴見で働く、鶴見で生きる

http://www.toho-recruit.jp/

参院選神奈川立候補予定者アンケ

神奈川県選挙区の立候補予定者にアンケートを実施。回答を政治の村サイトで公開中

https://seijinomura.townnews.co.jp/election/2022/sangiin-q.html

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月7日0:00更新

  • 3月31日0:00更新

  • 3月24日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2022年6月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook