鶴見区版 掲載号:2022年6月23日号 エリアトップへ

県民功労者に区内2人 地域医療、伝統芸能で貢献

社会

掲載号:2022年6月23日号

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 神奈川県の県民功労者表彰の受賞者が決まり、6月15日に表彰式が行われた。鶴見区内からは、横浜鶴見リハビリテーション病院=下野谷町=の院長を務める吉田勝明さん(66)と、神奈川県吟剣詩舞道総連盟最高顧問の横山精真さん(75)の2人が選ばれた。

 同表彰は県の最高表彰の一つ。団体や地域の活動を通じて、社会福祉や保健衛生、教育・文化などの各分野で長年にわたり活躍し、業績が特に優れた人を表彰するもの。今年は43人が受賞した。

地域医療の充実に尽力

 (公社)神奈川県病院協会の会長も務める吉田さんは、地域医療の充実に優れた成果をあげ、保健衛生の向上に尽くしたことが評価された。

 東京医科大学大学院で医学博士を取得し、外科医として医療の道に進んだ吉田さん。地方の病院にも勤務する中で、専門だけでなく小児科や内科など幅広い知識を持って地域に根差した医療が大切だと実感。患者の心のケアにも注力し、当時まだ珍しかった総合診療医として研鑽を積んだ。

 そして、1993年に横浜相原病院=瀬谷区=の病院長に就任。高齢者で精神障害があっても内科的な合併症等に対応できる医療を推進。昨年4月に就任した鶴見リハビリテーション病院では、患者の在宅・社会復帰の実現に注力してきた。今回の受賞について吉田さんは「地域で何を求められているかを追い続けてきたことが評価されて大変ありがたい。私は名医ではないが、良医にはなれる。これからも地域にどう役立てるかを考え続けていきたい」と語った。

吟剣詩舞の普及に尽力

 吟詠と剣詩舞を総称した日本の伝統芸道「吟剣詩舞」。県吟剣詩舞総連盟の理事長を昨年3月まで務め、現在は最高顧問を務める横山さんは、多年にわたり組織の充実強化と吟剣詩舞の普及に優れた成果をあげ、文化振興に尽くしたことが評価された。

 「私個人ではなく、連盟所属の全員が評価されての受賞だと思う。大変ありがたい」と横山さん。23歳から詩吟を始め、40歳で岳精流日本吟院=川崎区=に入り、現在は宗家を務める。詩吟の魅力について「自分の人生、心を支えてくれたもの。吟と仲間に出会えて本当に幸せ」と語る。

 同連盟は60年の歴史があり、約70団体が所属する。「価値観が多様化する日本にあっても大切にすべき伝統芸道。各団体があってこその連盟なので、今後も皆で協力して盛り上げていきたい」と意気込みを語った。

「地域に根差した医療を」と吉田さん
「地域に根差した医療を」と吉田さん
「詩吟は心を支えてくれるもの」と横山さん
「詩吟は心を支えてくれるもの」と横山さん

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