鶴見区内の障害者の20歳を祝う「二十歳を祝う会」が、4年ぶりに復活することが決まった。主催していた鶴見区障害児者団体連合会が一昨年3月に解散したが、式典の復活を望む保護者らの声を受け、区社会福祉協議会らが実行委を立ち上げ、引継ぐ形となった。3月の開催に向け、準備が進んでいる。
障害児者が暮らしやすい社会を作るため、当事者団体等が集まって30年以上にわたり活動してきた同連合会。ボランティア不足などが原因で一昨年3月に解散したが、同会の活動の中でも特に新成人を祝う集いの復活を望む保護者が多かった。
そこで、区社協らがその趣旨を引き継ぐ形で昨年8月に実行委を立ち上げ、関係者と共に再開を模索してきた。「障害者対象の式典は新横浜の横浜ラポールでも開かれるが、様々な事情で行けない人も多い。実行委の皆さんと相談して、新しい形として、区内で参加できる晴れの舞台を用意できて嬉しい」と語るのは同連合会で会長を務めてきた藤田美智子さん。今回の実行委で委員長を務める。
しかし、集いはコロナ禍もあって4年ぶりの開催。藤田さんが以前の様子を伝えながら、どのような形にするべきか実行委で話し合いを続けてきた。区社協の川崎博子事務局次長は「区民の方からのご寄付もあって実現できた。皆さんの思いを大切に、続けられる形を模索していきたい」と語る。
祝う会の開催は3月3日の午後2時から4時。参加無料。会場は鶴見市場地域ケアプラザ・コミュニティハウスゆうづる。対象は区内在住・在勤かつ2003年4月2日から04年4月1日生まれの障害のある人とその家族。当日は記念品贈呈のほか、プロカメラマンによる家族ごとの記念撮影も行われる。2月9日申込締切。(問)区社協【電話】045・504・5619
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