タイガーの善意、鶴見っ子へ―。漫画「タイガーマスク」の主人公・「伊達直人」を名乗り、児童福祉施設などに寄付をする通称”タイガーマスク運動”が全国的なひろがりを見せる中、鶴見区役所にも1月21日、その”気持ち”が届いた。
区長宛にダンボール
「伊達直人」の名前で届けられたのは、6個の赤いランドセル。いずれも新品で、大きなダンボールに詰められていたという。
区によると、ダンボールは、21日14時30分ごろ、区役所3階のこども家庭支援課に、鶴見区長宛の宅配便として業者から届けられた。同課職員が箱を開けると、6個のランドセルだった。中には、ランドセルなどを取り扱う会社が「伊達直人」の代理人と名乗り、「当店ご利用のお客様から委託を受けましたので発送いたします。『未来ある子供たちにプレゼントしてください』とのことです。」というメッセージが同封されていたという。
「気持受け有効活用を」
区福祉保健センターこども家庭支援課の高橋英夫課長は、「区役所には初めて。善意の動きが広がっているのは素晴らしいこと」と話す。区では現在、今春から入学する子どもを中心に、引き取り先を調整中だ。
同課は、「せっかくの寄付。なるべく早く、かつ区内でなんとか探したい」としている。
また、植田孝一区長は、「鶴見区にも伊達直人さんが出現し、驚いている。温かい気持ちを受け止め、有効活用させてもらいたい」とコメントした。
市内でも相次ぐ
”タイガーマスク運動”は、今年に入り市内でも相次いでいる。区役所への寄付は旭区、都筑区、緑区で確認されており、他区でも、児童福祉施設や児童相談所、民間児童福祉施設など、子ども関連の施設に多数寄せられている。寄付品もランドセルだけでなく、文房具やマンガ、現金、中には液晶テレビなどもあり、実名や伊達直人以外の名前で贈られたものもあった。
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