市立横浜サイエンスフロンティア高校(栗原峰夫校長)=小野町=のボクシング部の生徒が、あす5月31日から6月3日まで、栃木県宇都宮市で行われる関東高等学校ボクシング大会に出場する。
出場するのは、同校3年で部長を務める高野隆治さんと芥川力也さん。4月の県予選で高野さんがバンタム級2位、芥川さんがウェルター級優勝を飾り、関東大会出場を決めていた。大会を前に2人は、「関東で勝つ」と意気込み十分だ。
全員が未経験
同校のボクシング部は創部5年目。現在部員は3年生3人と1年生1人の4人。歴史も浅く、部員数も少ないが、2010年と11年、昨年の冬に関東大会、11年には国体の神奈川代表選手も輩出している。
優秀な成績を収める同部だが、過去も含め、全員がボクシング未経験。顧問の山本俊太郎教諭は「初めは基礎と体力づくりの反復。努力は相当」と評価する。
環境を努力で補う
練習場所は同校食堂横の屋内スペース。リングやサンドバッグはない。学校で決められている部活動の練習日は平日3日。2時間ほどの練習は、部員たちが中心にメニューを組み立てるという。
2人は今回が関東初出場。昨年出場を果たした大石麗輝さん(3年)は、「自分は勝てなかった。2人に一勝を託したい」と同期にエールを送る。
「環境を言い訳にはしない。負けたら自分たちが努力不足なだけ」と高野さん。これまでの努力を拳に乗せ、悲願の勝利を目ざす。
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