神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2014年3月6日 エリアトップへ

横浜産野菜 ニーズ調査へ 市が3,000社にアンケ

経済

公開:2014年3月6日

  • LINE
  • hatena
「はま菜ちゃん」のロゴをつけて販売されている横浜産野菜(JA横浜直売所)
「はま菜ちゃん」のロゴをつけて販売されている横浜産野菜(JA横浜直売所)

 横浜市は来年度、横浜産野菜のブランド化促進の強化策として、市内ホテルや飲食店などに対する大規模なアンケート調査を実施する。需要の高い野菜や量などを把握、その上で地元野菜をPRし、農業の安定的な経営を支援する。

ブランド化を促進

 横浜市の農家数は4202戸(2010年調査)で県内最多。しかし、後継者不足などもあり、00年の4693戸に対し、491減となっている。

 市はこれまでも、小松菜・トマト・白菜・ナシなど、野菜26種と果実4種の計30品目を「横浜ブランド農産物」に認定。販売する際に付けるロゴマーク「はま菜ちゃん」を作るなど、市内農産物の付加価値を高める後押しをしてきた。しかし「ブランド化に至るには、まだPRが足りていないのが現状」と市環境創造局担当者は話す。

飲食店・ホテル対象

 市は横浜産農産物のブランド力向上を推進するため4月から、市内ホテルや飲食店など約3000社を対象にアンケート調査を実施する予定。「どのような野菜が使われているのか」「どれくらいの量が使われているのか」「今後どんな野菜があれば使いたいか」など、現場の声を把握する。生産と消費のマッチングを行い、認定農産物の見直しなども行うという。また、調査結果は、外部研究機関に委託し精査。15年度以降、ブランド化促進に向けた具体的な事業に生かす考えだ。

 「横浜の農地は都市部に近い所にあるので、新鮮な野菜を消費者に届けることができるのが特長。農地を守ることは緑の保全にもつながり、横浜の都市の魅力にもなる」と市担当者は話す。一方、市内の農業従事者からは「ブランド化は簡単なことではない。子どもたちへの食育を通じて、地域でどんな野菜がどのように作られているのかを地道に教えていくのが大切なのでは」という声も上がっている。

鶴見区版のトップニュース最新6

国土強靭化の先導事例に

市場西中町防災対策

国土強靭化の先導事例に

住民主体の取組みを評価

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

初挑戦で金賞受賞

佃野町「楽匠」

初挑戦で金賞受賞

「からあげグランプリ」で

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

鶴見区、50年後も30万人超

横浜市人口推計

鶴見区、50年後も30万人超

市全体は約2割減

4月11日

市が基本構想を策定

豊岡小再編整備

市が基本構想を策定

2032年度以降の竣工めざす

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook