県政報告【4】 若い世代への施策を提案 県議会議員 共産党 木佐木ただまさ
本年も多くの方々に支えられ、議員活動をすることができました。来年も一層皆さんの声を寄せていただき実現へ取組んでいきます。
本年最後の第3回定例会本会議で代表質問を行いました。県政課題の中でも、若い世代への施策を提案する質問が少ないと感じ、【1】ブラック企業・バイトの被害からの保護【2】大学生向け給付制奨学金制度の創設について取り上げました。
独自実態調査求む
【1】については厚労省の調査で、バイト経験のある大学生などの若者の実に6割が労働条件等でトラブルを抱えたことがあると回答し、高校生でも3割に上ると報告されています。しかし、行政などの専門相談窓口を利用した学生は1・6%である一方、「何もしなかった」「やめてしまった」という学生は20・8%いました。なぜ公的支援が及んでいないのか。県内のリアルな実態を把握した適切な施策のために、若者へのヒアリングによる、県独自の実態調査を求めました。
知事からは、県独自に把握する必要はないとの答弁がなされました。県の施策に実効性があるのか非常に疑問が残る中、検証すらしないのは、県民に親身に寄りそう姿勢がないといわざるを得ず、非常に残念です。県民の実態に、真摯に耳を傾ける姿勢が知事に求められるのではないでしょうか。
給付制奨学金制度
【2】大学生向け給付制奨学金制度は、現在国で検討されていますが対象となる学生が非常に少なく、世界と比較してもまだ不十分なものです。そこで、国に制度の充実を求めながら、高校生が安心して進学できるよう県独自の給付制奨学金制度の創設を求めました。
国の動きに合わせて、他県や藤沢市、三浦市でも給付型奨学金制度が議会に提案されています。しかし神奈川県では、奨学金制度を具体的・総合的に検討する担当部署がありませんでした。知事からは「県民局になると思う」という旨の答弁がされ、初めて系統的に制度を検討する担当部署が示されました。これにより、今後は委員会などでも制度実現への議論が行いやすくなりました。
代表質問では、このほかにも5つの項目について質問をしました。ブログに詳細を紹介していますので是非ご覧ください。今後も県民の声を議会に届けるため頑張りますので、みなさんのご意見ご要望をお寄せください。
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