県政報告ひでしの「実績で勝負」【19】 県独自の認知症マークを実現 公明党 鈴木 ひでし
認知症の人と家族の応援者として、全国的に取組が進む認知症サポーター。その養成講座修了時に配布される「オレンジリング」に替わる神奈川県独自のマークが、いよいよ実現します。
認知症支援の象徴に
この県独自マークは、昨年6月の県議会第2回定例会において、私が黒岩祐治知事に提案したものです。
背景には、オレンジリングの身に着けにくさがありました。形状的に普段の服装と一緒には着けづらく、結果としてサポーターであることが見えにくい社会になっていました。
誰でも受講できる認知症サポーターは、県内で36万人を超え、小学生や高齢者まで幅広い世代が資格を取得しています。広がりを見せる中、認知症への理解を一層深め、サポーターのさらなる活動につなげるため、県独自に象徴的なものが必要だと提言したのです。
支援充実につなげる
オリジナルマークは、認知症サポーターが、認知症の方やその家族への支援をさらに充実させることが目的となります。そのため、認知症の人や関わる人の中で、積極的な支援活動を希望する人を「オレンジパートナー(仮称)」とし、その方々などが活用できるマークとする予定です。
具体的な活用法としては、例えば若年性認知症の人が周囲に疾患を知ってもらうためや、介護する家族が協力を得やすくするため、認知症サポーターなどが活動の際にオレンジリングに加えて活用するといったケースが想定されています。
若い力でデザインを
デザインは、学校法人岩崎学園横浜デジタルアーツ専門学校の学生に依頼されました。1月25日にあった制作依頼の説明会には私も同席し、このマークの意義や思いをお伝えしました。学生たちは、実際に養成講座を受け、認知症への理解を深めた上、デザイン案の作成に入りました。
今後は、5月までにデザインが決定され、6月から啓発活動やグッズ作成などが始まる予定です。認知症の人や支援する方々の活動を支援できるように、実績を作った人間として、しっかりと後押しして参ります。
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