神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2017年6月1日 エリアトップへ

子育てマップ 製作費募る 区内母親ら呼びかけ

社会

公開:2017年6月1日

  • LINE
  • hatena
製作過程を語る参加者
製作過程を語る参加者

 区内の子育て情報を盛り込んだ「つるみままっぷ」の継続発行を目ざし、企画・製作する母親らが製作費を募っている。5月27日には「わっくんひろば」で「ままっぷを語る会」を開き、これまでの活動経過や今後の展開について発表。「地域でままっぷの活動を応援してもらえる仕組みを作っていきたい」とメンバーは話している。

累計6万部以上

 「つるみままっぷ」は、2009年に北寺尾で2児を育てている今井幸子さんが考案。親子で利用できる施設やイベントなどをマップ形式で紹介し、子育てに役立つ地域情報を一覧にしている。掲載情報は、母親らが実際に街を歩いて集めた生の情報だ。

 エリア別に「てらお」「にし」「きた」「みなみ」と発行範囲を広げ、2015年には区内全域版を完成させた。改訂版や外国につながりのある母親向けの英語版も発行してきた。

 地域ケアプラザなどの公共施設での配布のほか、民生委員などを通して区内すべての新生児がいる家庭にも配布。累計発行部数は6万部以上に上る。

 ままっぷ利用経験者の母親は、「引っ越したばかりの頃は鶴見の地理がわからなかったので助かった。こんなに詳しい子育て情報はなかなかない」と評価する。発行の度に在庫は尽きており、高齢者や障害者にも重宝されるなど、年々ニーズは高まっている。

自立目ざす

 これまでの活動予算は区の補助金を頼りにしてきたが、この3月で補助は終了。自立的な活動に向け、メンバーは資金をインターネット上で募るクラウドファンディングに挑戦している。

 目標額は30万円。ままっぷ5千部分の発行予算となる。一口千円から5万円まで。寄付額に応じ返礼品を用意し、7月末までの達成を目ざす。

 寄付と同時に、ままっぷの活動に参加したいメンバーや、子どもたちを連れて会議ができるスペースの提供情報も募集している。

 今井さんは、「今回のプロジェクトを成功させ、定期的に地域から寄付を募り、地域に還元していける仕組みができれば」と抱負を話している。寄付は「ローカルグッドヨコハマ」のクラウドファンディングのページ(https://cf.yokohama.localgood.jp/project/mamapturumi)で受付中。
 

鶴見区版のトップニュース最新6

国土強靭化の先導事例に

市場西中町防災対策

国土強靭化の先導事例に

住民主体の取組みを評価

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

初挑戦で金賞受賞

佃野町「楽匠」

初挑戦で金賞受賞

「からあげグランプリ」で

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

鶴見区、50年後も30万人超

横浜市人口推計

鶴見区、50年後も30万人超

市全体は約2割減

4月11日

市が基本構想を策定

豊岡小再編整備

市が基本構想を策定

2032年度以降の竣工めざす

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook