市場地区の平安町町会(河西英彦会長)が12月6日、パレスチナの政府関係者らの訪問を受け入れ、住民主体のまちづくりについての研修会を行った。河西会長は「それぞれが国づくりに一生懸命。その姿勢は見習うべきと思った」と話す。
この研修は、開発途上国への国際協力などを行うJICAによる国別研修の一環。今年は初めてパレスチナを受け入れた。
「住民参加と社会的包摂」をテーマに行われた研修には8人の政府関係者が参加した。2週間の日本滞在中、東日本大震災の被災地などを視察。平安町へは4日目に来訪し、町会が独自で展開する住民自治などを学んだ。
当日は、河西会長らが平安町会館で町会活動について説明を行った後、高齢者への配食弁当、要援護者宅での見守り活動などを体験。平安小学校で児童との交流もあった。
参加者は、住民がボランティアとして自主的に活動に参加していることに驚き、「全て取り入れるのは難しいが、少しずつ実践してみたい」とコメント。河西会長は、活動が全てうまくいくわけではないとした上で、住民の合意を得ることの重要性などを解説。「無理をせず、一つ一つできることを重ねていくことが大事」とエールを送った。
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