鶴見警察署はこのほど、昨年一年間に同署管内で発生した刑法犯認知件数と交通事故件数をまとめた。3年ぶりに交通事故件数が減少し、刑法犯認知件数も減っているものの、振り込め詐欺は依然として増加していることがわかった。
昨年の交通事故発生件数は665件で前年比15件減。2015年から増加傾向にあったが、3年ぶりに減少に転じた。事故による死亡者も3件減の3人だった。
路線別にみると、国道1号が昨年比36件減と大幅にマイナス。時間帯では朝の通勤時間帯の午前8時前後、日中の4倍死亡事故が発生するという薄暮時間帯の午後4時前後が多い傾向だ。
町別では、駒岡が12件増の75件で最多。鶴見中央、矢向、下末吉と続いている。
同署交通課は、2月21日現在で、すでに2件の死亡事故が発生していることを受け、「全体件数は減ったが、昨年以上に対策していかなければならない」と事故抑止の決意を新たにしていた。
「改元に注意を」
刑法犯認知件数は1439件で、130件の減少。空き巣が46件減、乗り物盗は自転車、オートバイ、自動車ともに減り、94件のマイナスとなった。
一方で、振り込め詐欺などの特殊詐欺は歯止めがかからない状況だ。
昨年は一昨年から11件増の94件。被害額は2億1756万円で前年から約6300万円減少したものの、「限度額のあるキャッシュカード手交型が横行しているため」と同署は分析する。
今後については、「元号の変更」に要注意だとする。改元を理由に、銀行協会などを騙り登録を変更するとして、銀行のキャッシュカードを奪う手口で、すでに市内でもハガキや手紙などが出回っているという。
また、生活安全課の担当者は、「金融機関の窓口が閉まっている休日のATMを狙い、手交型の詐欺も増えている感覚がある」と話している。
鶴見区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>