県政報告ひでしの「実績で勝負」 51 ペットの災害時避難、対策推進を実現 公明党 鈴木 ひでし
新型コロナウイルス感染症やその影響がまだ残る中、全国各地で観測されている集中豪雨や、先月25日には千葉県東方沖で震度5弱の地震が発生するなど、災害対策も忘れてはいけないものと考えております。
その中で今回、昨年からお約束していた「ペットの同行避難」などについて、また一つ形になりましたのでご報告です。私の提言を受け、神奈川県はこのほど、「ペットの災害対策動画」を製作し、動画共有サイトYouTubeにアップ。災害時に、はぐれたペットと再会する可能性を高めるマイクロチップの装着も推進しています。
昨年、県に提言
同行避難とは、災害発生時、飼い主が避難所へ一緒に避難することです。近年、地震や台風など災害が発生するたび、耳にすることが多くなってきました。ただこれは、避難所の中で飼い主とペットがともに過ごすという意味ではなく、それぞれ避難所ごとのルールに従って過ごす形となります。
こうした言葉の意味も含め、さまざまな人やペットが円滑に避難所生活を送るために、しっかりとした知識が必要と考え、昨年6月の定例会で「必要な知識の一層の普及が急務」と提言。あわせてマイクロチップの有用性も進言し、装着推進を訴えました。
黒岩知事は、周知が十分ではないことに触れつつ、「同行避難を想定した訓練実施を働きかける」「訓練の様子やマイクロチップの有用性などを伝える動画を作り、多くの方に関心を持ってもらう」として、実現に舵を切りました。
解説動画を製作
「ペットを守る準備はできていますか?」と題された動画は約4分ほどとなっています。
動画では、日ごろから準備しておいた方が良いこととして、普段と違うところでも騒がないなどのしつけ、トイレやケージへの慣れ、予防接種といった健康管理、ペット用の防災備蓄などを紹介しています。
県のホームページでは動画のほかリーフレットもダウンロード可能ですのでご活用ください。
効果大のマイクロチップ
マイクロチップの装着は、動物愛護の観点も踏まえ、3年前から県議会で提言してきたものです。災害時には相当な効果を発揮すると考えています。
今回の動画とともに装着が推進され、災害時も人とペットが安心して避難生活を送ることができるようになればと願います。そのためにも、提案した人間の一人として、しっかりと県の対応を注視し、一層の推進に尽力してまいります。
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