県政報告ひでしの「実績で勝負」71 防犯意識向上のため、こども警察手帳の作製を実現 公明党 鈴木 ひでし
私は、地域の皆様が安全で安心して生活できるよう、県当局や警察に対し、これまで、治安や防災、子育て、そして福祉の様々な観点から提言を行ってまいりました。
特に治安関係では、犯罪から子どもたちを守るために、地域防犯を担う学生ボランティアの育成や、警察が不審者情報等を提供する「ピーガルくん子ども安全メール」を双方向でやり取りができる形にすることなどを提言してまいりました。さらに、児童の通学路の安全対策を目的とした右折信号の設置や、小学校周辺地域での「ゾーン30」の指定などの要請を行ってまいりました。
そして今回は、子どもが犯罪や交通事故から自分の身を守る能力を身につけるきっかけになればとの思いから、「こども警察手帳」の作製を県警察に提言し、実現しましたのでご報告します。
自分の身を守る力を
警察の統計によれば、全国で13歳未満の子どもが犯罪の被害にあった件数は減少傾向にあるとのことですが、子どもが犯罪や交通事故の被害にあえば将来に大きな影響を及ぼすことになるばかりか、地域の皆様の体感治安を悪化させる要因となり兼ねません。
犯罪や交通事故から子どもを守るためには、保護者など身近な大人が子どもを守る「大人の力」や、登下校時や外出中の子どもを見守る「地域の力」に加え、子どもが自分で自分の身を守る予防や対処法などの能力である、「子どもの力」を高めることが重要です。
その子どもの力を高めるために、小学校などで各種の安全教室や、危険箇所マップ作りなどが行われています。このような取組みで犯罪や交通事故から身を守る方法や能力を学ぶことは大切ですが、「予防」の意味で犯罪被害にあわないための約束や交通安全ルールの順守などは、ちょっとした工夫で子どもの意識を高めることができます。
警察手帳で防犯意識を
例えば、幼児や児童の多くは警察官に憧れています。その憧れの警察官の携帯品を持ってもらうことで、約束やルールを守らなければならないとの意識が高まるのではないかと考え、私は、6月23日に開催された令和4年第2回県議会定例会の一般質問において、県警察に対し、「子ども警察手帳」の活用を提案しました。その結果、7月7日から県警察のホームページで「こども警察手帳」のペーパークラフトがダウンロードできるようになりました。
早速、7月に豊岡小学校で行われた安全教室で児童に手帳が配られ、大変喜ばれたとお聞きしています。学校や保育園、ご家庭で、こども警察手帳の製作という遊びを通して、楽しく学んでもらえるものと思います。
手帳を子どもたち自らが製作して携帯することで警察官になったような意識を持ち、ルールや約束を守る意識づけのきっかけになればと思います。また、このような活動が広がり、子どもが犯罪や交通事故にあうことのない地域づくりに今後も全力で取り組んでまいります。
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