「♪おすわりやす、いすどっせ。あんまりのったらこけまっせ」(ドスン)。わらべうたに合わせて心地よく体を揺らす子どもたち。最後の節で、お母さんの膝の上から落とされると、びっくりしてきょとんとする子や、落ちる感覚が楽しくて ケタケタ大笑いする子も。
4月に開所した子育て支援センター「木もれび」(上今泉1の14の45・櫻井慶一郎センター長)では月1回、外部講師によるわらべうた遊びの会が開かれ、親子連れの笑い声が響き渡っている。
木の香りが漂う古民家風の同所は「子ども・親・地域が育つ」を理念に、毎週水曜日は地域の高齢者や住民へ開放。近所のおばあちゃんが日向ぼっこをしたり、ママの代わりに赤ちゃんのお世話をしたりと、早くも地域全体で異世代交流ができる場となっている。
「一生の宝に」
「わらべうた遊びには、親子のふれあいがたくさん。まずはママが元気に歌って。お子さんの心からの笑顔が出ますよ!」。こう溌剌と呼び掛けるのは、厚木を中心に幅広く活動する「日本わらべうた協会」の理事長・田村洋子さん。数年前から隣接する保育園で、定期的に伝承遊びを伝えてきた。
杉で作られた室内では、なめらかな木の質感が足裏に心地良く、子どもたちもわらべうたに合わせて嬉しそうに素足で走り回っている。イベント開始時は緊張気味だったお母さんも、次第にうたを口ずさみながら、お手玉や団扇などを使った昔ながらの遊びに夢中に。童心に返ってくつろぐ姿も。
田村さんは「わらべうたは子どもやママにとって一生の宝になる。ここの雰囲気と理念はわらべうたや子育てに最高の空間。今後も地域の方と一緒に伝承遊びを伝えていきたい」と微笑む。
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