綾瀬市商工会館前の壁画をデザインした壁画アーティスト 加藤 雄大さん(活動名:PRAN) 綾瀬市出身 29歳
アートで地元のために
○…自由な発想とさまざまな画風で壁画を描いていく。商工会担当者と共通の知人の紹介で、綾瀬市商工会館前の壁に子どもたちと描く壁画の製作を担当した。デザインは半年以上かけて考案し、決定したのはイベントの1週間前。子どもでも描きやすいように直線的なラインを意識した。さらにバラや花火、豚など綾瀬を象徴するデザインを取り入れ地元を表現した。「まちのシンボルになってほしい」と期待を寄せる。
○…こどもの頃から創作することが大好きで、ブロックで作品を作ることに熱中した。集中すると自分の世界に没頭して、一日中ブロックで遊んでいることもあったという。「創作活動の原点だった」と当時を懐かしむ。父が米軍厚木基地で働いていることもあり、壁画アートなどのアメリカンカルチャーに興味を持った。基地のハロウィンでもらったお菓子のデザインを見た時の衝撃は鮮明に焼き付いている。
○…本格的に壁画アーティストとして活動を始めたのは16歳。ラッパーとしても活躍する友人に背中を押され、自分も描いていいと思えたという。「この出会いがなければ今の自分は居ない」と振り返る。友人の音楽を聴いたり、食事に行ったりするのが楽しみで、ストレス解消と創作活動に必要な刺激となっている。「友人と互いに近況報告をしたり、愚痴をこぼしている」と笑う。
○…最初はただ作品を発表して認めてほしいだけだった。しかし活動を続けていくうちに、自分の創作活動を行うことで、地元や人の役に立ちたいと考えるようになった。今後は「綾瀬といえば自分の出身地と言われるようなアーティストになり、まちの誇りになりたい」と意気込む。次の目標は市役所の壁に壁画を描くこと。
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