おやこ食堂を2月2日に開催した 麻生 彩友美さん 座間市相武台在住 28歳
親子の助けになりたい
○…おやこ食堂を2月2日に座間市民健康センターで開催した。自身もコロナ禍での出産育児を経験し、子どもと二人きりで過ごすことも多かった。ママ友から、本来楽しい時間の食事がつらく大変な時間になってしまっていることを聞き、「親子がゆっくり食事を楽しみながら過ごせる場所を提供したい」と考え開催を決めた。参加した親子が笑顔で食事している姿を見るとつられて笑みがこぼれる。
○…福島県郡山市出身。幼少期は絵を描くのが好きで、よくアニメのキャラクターを描いていた。中学から大学では吹奏楽部でチューバの演奏に打ち込み、大学の定期演奏会では毎年会場の席が埋まらないことが悔しく、「やるなら会場をいっぱいにしたい」と一念発起。3年の定期演奏会では1か月で約5000枚のチラシを一人で配り、観客数を例年の倍近くにした。「たくさんの人に演奏を聴いてもらえてよかった」。
○…大学の部活の先輩でもある夫と3歳の長男と3人暮らし。半年ほど前に、大学卒業後から離れていたチューバを吹き始めた。「久々で全く吹けなかった」と苦笑い。夫が大学時代の友人と参加する吹奏楽団の演奏が3月にあり、夫がサックス、長男がマラカス、自身がチューバの親子3人で出演することが目標だという。
○…おやこ食堂に多くの人が参加してくれているが、「子どもと2人きりで、社会から取り残されていると感じている人がまだまだいる」と考える。親子の社会的な孤立は虐待やネグレクトにもつながる社会問題として捉える。おやこ食堂に参加し、他の親子と交流をして社会とのかかわりを持つことで、「根本的な問題である親子の社会的な孤立を解決していきたい」と意気込む。
|
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>