海老名警察署長に就任した 今中 隆洋さん 海老名市大谷在勤 58歳
おごらず、ひるまず堂々
○…赴任後に海老名市を見て回ると、まち全体の調和の良さに気が付いた。「自然豊かで史跡もある。開発の進む駅前は人出も多く、まち全体が元気」。赴任の訓示では「仕事は厳しく、職場は明るく。地域のために仕事をしよう」と呼びかけた。出勤時は、ひと際大きな声のあいさつを心がけ、自らの行動で署員らを牽引。「胸を張って堂々と、海老名の治安維持に努めたい」と責任感を強める。
○…横浜市出身。進学と就職で悩んだ思春期に、警察官として働く3歳上の姉の姿を見て同じ道を志した。旭警察署管内の交番勤務からキャリアをスタートさせると、その後は主に皇族の警衛や要人の警護にあたる公安第二課に身を置いた。制服の上からでも分かる逞しい体格は、厳しい訓練とトレーニングに励んだ証。「有事に備えていつでも動ける体が必要だった」と振り返る。
○…妻との間に3人の子宝に恵まれ、それぞれ独立や大学卒業で子育てが一段落したのも束の間、署長就任で初めての単身赴任が始まった。不慣れな洗濯や自炊は「奮闘中かな」と照れ笑い。趣味は自転車で、体力測定を兼ねて毎年夏に霞ケ浦に足を運び、1周100キロ超の湖畔走破に挑戦する。署長職の間は封印としたが、「四季折々で変化する海老名のまちをゆっくり見て回り、魅力を知り尽くしたい」と思いを馳せる。
○…海老名署管内は交通死亡事故ゼロが1000日以上継続している一方、人身事故の増加を課題と捉える。絶対に許せないと語気を強める特殊詐欺は「行政や企業、市民団体と協力して抑止に努めたい」と語る。警察官の職務に「市民生活の安全な暮らし守る」をあげ、座右の銘とする「おごらず、ひるまず、堂々と」を遂行していく。
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