日本代表としてエアロビック世界大会に出場する 今村 一歩さん 座間市相模が丘在住 21歳
競技の魅力伝えたい
○…日の丸の代表ユニフォームに袖を通すのは7回目だが、「やっぱり緊張します」と胸の内を明かす。16歳以下のユース時代から国際大会の大舞台で活躍してきた。今年3月には、ポルトガルで開かれた世界選手権にも出場。ヨーロッパ勢がパワーを武器に力技で上位を独占する姿に触れた。「海外勢にはない芸術点で上位をめざしたい」。ワールドカップに向けて磨きをかけた表現力で挑む。
○…2歳上の姉の背中を追いかけるように、幼少期からスカイアリーナ座間で行われていたエアロビック教室に通った。「姉は良いライバルでお手本のような存在」。練習場から自宅までの車中で助言をもらったり、大会ではチームメートとして表彰台に上ったりした。「競技を続けてこれたのは切磋琢磨できる存在が身近にいたから」と姉への感謝は尽きない。
○…日本体育大学体育学科の3年生で、身体の動きや仕組みなどを科学的に解明するスポーツバイオメカニクスを学んでいる。競技を離れたら、同年代の友人と映画や海レジャーを楽しむ学生らしい一面も。卒業後の進路の一つにスポーツインストラクターをあげ、「エアロビックで経験したことや大学で学んだことを通じて、子どもたにスポーツの楽しさを伝えたい」と夢を抱く。
○…エアロビックは、五輪の正式種目入りをめざし、競技に携わる各国の連盟や団体が普及や競技人口の拡大に取り組んでいる。パワーや跳躍力、表現力など身体の特徴を活かして競えるのがエアロビックの魅力といい、自身も得意の跳躍技で世界と戦ってきた。「競技を知ってもらえるような活躍を続けたい」とし、エアロビックが五輪種目に追加されるまで「トップを狙える位置にいたい」と話した。
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