海老名サービスエリア(SA)の総支配人に今春就任した 吉田 力さん 大谷南在勤 46歳
豊富な経験、海老名で発揮
○…様々なメディアに取り上げられ、全国にその名を知られている海老名SA。下り線1位、上り線2位とSA売上高でもトップクラスの規模を誇る「日本一の場所」の総支配人に、これまで培ってきた経験を買われ抜擢された。大型百貨店にも引けを取らないほど多くの人が訪れる施設のマネジメントを任され、「『日本一』の名に恥じぬよう、旬のものや話題性のあるサービスを積極的に提供していきたい」と意欲を覗かせる。
○…教員を目指していた大学時代、「全国規模の仕事ができる」という知人の話から高速道路関連の仕事に強く惹かれ、就職を決意した。入社後は東京、名古屋、岩手と全国を渡り歩き、マネジメントや総務関連など様々な部署で活躍。大手スーパーマーケットに出向し、テナント企業の誘致業務に携わったこともある。前任地は、海老名SAと同形態で展開している「EXPASA」ブランドの談合坂SA。「実は昔、海老名SAでアルバイトをしたことがあるので縁を感じます。自宅も座間なので、県央地区の発展にも寄与していければ嬉しい」と話す。
○…趣味は、20代の頃に妻と始めたスキューバダイビング。子どもが生まれてからは家族の趣味になり、休みを合わせて伊豆方面に潜りに出掛けることもあるのだとか。単身赴任が多い仕事だが、今は自宅から通う生活。「家族と過ごす時間が増えて嬉しい。料理もあまり得意ではないですしね」と、温かい妻の手料理にご満悦の様子。
○…「地域の理解があるからこそ施設を運営できる」と語り、周辺の清掃活動などに積極的に参加している。毎月開催している無料コンサートも近隣住民の間で評判になっているという。上り線側には一般道からの入口も設けられており、「『ご飯のおかずが足りない』なんて時に、地元の方に気軽に来てもらえたらいいですね。美味しいSAグルメを用意してお待ちしています」と微笑んだ。
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