医療現場で活躍する犬「ファシリティドッグ」を支援しようと、市内唯一の造り酒屋・泉橋酒造(株)(橋場友一代表/下今泉5の5の1・【電話】046・231・1338)はファシリティドッグの”アニー”のオリジナルラベル酒を製作した。商品1本購入ごとに700円が、アニーを派遣している「認定NPO法人シャイン・オン!キッズ」(キンバリー・フォーサイス理事長)に寄付される。
「ファシリティドッグ」は、患者のストレス軽減や安らぎ感を与えることを目的に、医療スタッフの一員として病院などの施設に毎日勤務する犬のこと。子犬の時から専門施設で訓練を受けており、派遣先では患者との触れ合いに加え、採血・点滴などの処置への付き添いや手術室までの同行、リハビリ応援など、ハンドラーと呼ばれる特別なトレーニングを積んだ看護師とともに治療に関わる。
この取り組みを広めようと、小児がんや重い病気と闘う子どもたち・その家族のための支援団体「シャイン・オン!キッズ」では、2010年に静岡県立こども病院で日本初の常勤ファシリティドッグを導入。次いで12年からは神奈川県立こども医療センターでアニーの先輩犬・ベイリーを派遣してきた。
アニーは16年3月にオーストラリアで生まれ、ハワイ・マウイ島にある使役犬のトレーニングセンターを卒業後、昨年10月に引退したベイリーの後任として17年からこども医療センターに派遣されている。
「寄付をもっと身近に」
知人の紹介でこの活動を知った泉橋酒造の橋場夫妻は、ラベル酒での寄付であれば街頭募金などよりもハードルが下がり寄付しやすくなるのではと協力を決め、アニーの3歳の誕生日である3月27日からラベルを施した純米吟醸酒をネットショップなどで発売した。これまで250本ほどが購入されているという。
4月21日には同社でラベル酒のお披露目会が開催され、アニーと先輩犬のベイリー、ハンドラーの森田優子氏らが訪問。記念撮影や試飲のほか、希望者を対象とした酒蔵見学も行われた。
同社は「お酒を楽しみながら寄付できるので、構えず気軽に応援できます。お酒好きな方や犬好きな方など、皆様の力でチャリティに貢献できれば嬉しい」と話している。
ラベル酒は1本2500円で販売中。商品は泉橋酒造のオンラインショップ(HP【URL】http://izumibashi.shop-pro.jp/)や直営ショップ「酒友館」(同社敷地内・月曜〜土曜の午前10時〜午後6時)で手に入れることができる。
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