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歯科レポート 「後悔しない入れ歯」との出会いを目指して 入れ歯カウンセラー／横山智美さん
海老名・座間・綾瀬版
公開：2020年3月6日
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日々進化する歯科現場を取材するレポート。「快適な入れ歯生活」のサポートに取り組む歯科衛生士で入れ歯カウンセラーの横山智美さん（藤沢市菖蒲沢・ひらの歯科医院勤務）に「笑顔になる入れ歯」にかける思いを聞いた。
県内でもまだ珍しい「入れ歯カウンセラー」の肩書。どんな悩みがあるのか、どうなりたいのかを、治療に臨む前に相談する役割を担う。
横山さんの転機は７年前、祖父の急死だ。「最期の会話が『入れ歯が当たって痛い』という内容で。保険診療で作ったものでしたが、これまで本人の強い要望がなく、特に困っているとは思っていなかったのでとてもショックでしたね」。
横山さんは自身同様「もっと“いい入れ歯”にしてあげていれば」と後悔する家族や遺族が多いことを知り、専門分野である入れ歯治療を長年手掛けてきた同院の平野院長に相談。歯科衛生士という肩書を生かし、カウンセリングに取り組むことになった。
入れ歯の使用具合に対する「大丈夫」の発言は、「“我慢できるから”大丈夫」という意味のものが少なくない。自由診療の入れ歯は、保険のものと比較し材質や設計に自由が利くため、強度や形状に違いが出る。「特に『食べる』『話す』という大切な基本動作の向上で驚かれる方が多いです」と横山さん。入れ歯を新しくした祖母が堅いおせんべいをバリバリ食べる“笑顔”がなにより嬉しいという。「ご本人に限らず、ご家族の方も、気軽に相談してくださいね」【取材協力：ひらの歯科医院】
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