神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

座間市アウトリーチ支援 「想定以上の反響」 ひきこもりに専門家対応

社会

公開:2020年11月13日

  • X
  • LINE
  • hatena
相談に応じる池田さん(左)
相談に応じる池田さん(左)

 座間市で今年8月から始まった「アウトリーチ支援」に、想定を大きく上回る反響がある。専門相談員が市職員に同行して訪問し、より手厚い支援体制が整ったため、これまで市への相談をためらっていた人からの問い合わせが増えたとみられる。

 この支援は、市が国家資格である精神保健福祉士のいる事業者に業務委託。専門相談員は、「ひきこもり」「人間関係がうまくいかない」など生きづらさをもつ人に対し、市職員と一緒に「アウトリーチ」(相談者の自宅などに出向くこと)し、支援に最初から最後まで「伴走」する。

 市では相談実績などから、月に2〜3件の新規相談を想定し、8月から専門相談員を1人配置。しかし、10月までの3カ月間で22件の新規相談があった。相談内容の大半がひきこもりだが、夫婦間や近所のトラブルまで幅広く扱っている。

 市ではこれまで、必要に応じて市職員が訪問をしていた。しかし専門家ではないため、相談者が心を開いてくれない場合や、相談者からの質問に根拠を持って答えられないこともあったという。

 相談員を務めている「相談オフィスわ〜くすけあ」(座間市小松原)の池田陽子さんは、県精神保健福祉士協会の会長で、市の非常勤職員としての勤務経験もある。池田さんは「市職員では躊躇してしまうような深い部分までしっかりと聞ける。また訪問することで解決の糸口が見つかることもあり、行政では手の行き届かない『グレーゾーン』の支援にもつながっている」と話す。

 市生活援護課は「想定以上の反響。一度の訪問で問題解決することは少なく、相談員が一人では余裕がなくなってきており、増員の検討も必要」との認識を示している。

 本人や家族以外からの相談も可能。(問)市生活援護課【電話】046・252・8566、【FAX】046・252・7043

家族葬専用式場「ゆかりえ」

1日1組貸し切り。樹木葬と家族葬専用式場。海老名、綾瀬に。

https://www.fujimishikiten.co.jp/

樹木葬墓地 好評受付中です

海老名市中新田。永代供養、宗教自由、後継者不要です。

<PR>

海老名・座間・綾瀬版のトップニュース最新6

栗原氏、佐竹氏が出馬表明

綾瀬市長選

栗原氏、佐竹氏が出馬表明

現職引退で混戦の様相

4月26日

がん患者 外見変化に支援

海老名市

がん患者 外見変化に支援

医療用補整具購入を助成

4月26日

おもてなし準備着々

綾瀬市

おもてなし準備着々

「バラのまち」周知に向け

4月19日

23年ぶり座間に

大相撲夏巡業

23年ぶり座間に

スカイアリーナ30年記念で

4月19日

ボウリングで関東制覇

海老名市松田さん

ボウリングで関東制覇

最高スコアも記録

4月12日

インクルーシブで連携

海老名市神奈川県

インクルーシブで連携

協定締結、協議本格化へ

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

海老名・座間・綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月1日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook