神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2013年2月1日 エリアトップへ

第24代「鎌倉建築組合」組合長に就任した 高野 孔二さん 常盤在住 62歳

公開:2013年2月1日

  • X
  • LINE
  • hatena

軸のぶれない確かな仕事

 ○…1月22日付けで、第24代「鎌倉建築組合」組合長に就任した。鎌倉・腰越・深沢周辺のいわゆる「旧鎌倉市内」の建築業従事者による組合として1935年に第1期が立ち上がり、今期で35期を数える。現在、56事業所から構成されている。主な事業として、組合独自の労働保険や建設業国民健康保険の取り扱い、講習会などを通じての若手育成、業者間の交流などを行っている。東日本大震災直後の4月には宮城県石巻市へ赴くなど、ボランティア活動にも力を注いでいる。

 ○…毎年1月4日に鶴岡八幡宮で行われる建築業の仕事始めの儀式「手斧始式(ちょうなはじめしき)」や、10月の技能祭参加など、「継続事業をしっかりと行う」と抱負を語る。さらに、組合を絶やさないために後継育成を課題とし、積極的に「2代目」の若手・中堅を今期の役員に据えた。世界遺産登録を見据えて、「町並みを作るのは住宅から。鎌倉らしい住宅を作っていかないと」と地場の建築業者の心がまえを示した。

 ○…15歳の時、生まれ育った静岡県掛川市を離れ、大船で工務店を営む祖父の下へ。祖父の死後、親戚の工務店へ移り1976年に独立。市内津に事務所を構え、同組合にはその数年後に入った。以後、市内常盤に移り現在まで約20年。3人の息子は建築系の学校を卒業し、2人は自身の会社で、もう1人も大手建設会社に従事。「1人くらい別のことをやれと言ったんだけどね」とはにかむ。現在は妻と愛犬と暮らす。

 ○…余暇はゴルフ。主に千葉へ行くことが多いという。気になるスコアは、「だいたい90台くらいかな。100は打たないよ」とにんまり。「正直に、急がず確実な仕事をすること」「どんなに小さな仕事でも親切に丁寧に」という信念を持って自身の職務と向き合ってきた。「受注は紹介が多い」というのも、堅実な仕事をしてきた結果だろう。この先も、次世代を担う若手大工たちへ「確かな仕事」を伝えていく。
 

鎌倉版の人物風土記最新6

斉藤 正朗さん

鎌倉商工会議所青年部の会長に就任した

斉藤 正朗さん

横浜市在住 44歳

4月26日

松原 駿吾さん

鎌倉青少年会館のリニューアル実行委員を務める

松原 駿吾さん

鎌倉学園高校 15歳

4月19日

尾林 功二さん

鎌倉市バスケットボール協会の会長に就任した

尾林 功二さん

山崎在住 53歳

4月12日

森 文男さん

鎌倉警察署長に就任した

森 文男さん

市内在住 59歳

4月5日

佐々木 卓栄さん

大船警察署長に就任した

佐々木 卓栄さん

市内在住 55歳

3月29日

伊藤 大晴さん

今季から鎌倉インテルの主将を務める

伊藤 大晴さん

横浜市在住 23歳

3月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook